こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
夏の期間は恋人や友人、家族と、はたまた一人でもレジャーやアウトドアで楽しむことが増えてくると思います。
そんなときに赴こことが多くなるのが海や川などの水辺です。
せっかくの海や水辺だから写真を撮りたいと思っても水に濡れて壊れるのが不安であったり、そもそも濡れるだけで不安という声も聞きます。
そこで今回は夏のレジャーやアウトドア、特に海や川などの水辺にも最適な「防水性能が高いミラーレスカメラ」を6機種紹介し、その特徴やスペックを解説していこうと思います。
防水性の高いミラーレスカメラを入手して、海や川などの水辺でも最高の写真を撮影していきましょう!
- 海や川などの水辺での使用も安心!防水性能が高いミラーレスはどこで見分けられる?
- IPコードを取得している防水性の高いミラーレスカメラのおすすめ6選
- IPコードを取得している防水性の高いおすすめミラーレスのスペックと価格比較一覧表
- OM SYSTEMのミラーレスとの組み合わせで防水性最高!M.ZUIKO PROシリーズの防滴対応レンズを紹介!
- もしIPコードを取得している防水性の高いミラーレスを買うならこの1台:卯月銀河視点
- 防水性の高いミラーレスカメラの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
- 防水性の高いカメラの採用記録メディアとは。SDカード?microSDカード?
- まとめ:ミラーレス一眼カメラでも高い防水耐性を持つカメラは多数あり!見るべき表示はIPコード!
海や川などの水辺での使用も安心!防水性能が高いミラーレスはどこで見分けられる?
カメラの防塵防滴耐性については様々な機種が対応しています。
基本的にはボタンやダイヤル、接合部分などにシーリングを施すことが多く、この状態で防塵・防滴に配慮した構造となっており、雨や雪などの日常生活上や少し過酷な撮影での多くの場合で十分な防滴性能を発揮します。
ただしほこりや水滴の浸入を完全に防げるというものではなく、又それらの基準もはっきりしない状態が続いていました。
そこで登場したのが国際電気標準会議(IEC)により制定された電気製品の防塵・防水(防滴)性能を表す規格、「IPコード」です。
IPコードは「IP+防塵等級数+防水等級数」で表示することができます。
具体的には以下のとおりです。
等級数 | 防塵 | 防水 |
---|---|---|
0 | 保護なし | 保護なし |
1 | 直径50mm以上の大きな固形物の内部侵入を防ぐ。 | 鉛直から落ちてくる水滴に対して保護。 |
2 | 直径12.5mm以上の固形物の内部侵入を防ぐ。 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴に対して保護。 |
3 | 直径2.5mm以上の固形物の内部侵入を防ぐ。 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴(散水)に対する保護。 |
4 | 直径1.0mm以上の固形物の内部侵入を防ぐ。 | 水の飛沫(全方向)に対して保護。 |
5 | 防塵型。完全ではないが動作に不具合があるほどの固形物の内部侵入はない。 | 水の噴流(全方向)に対して保護。 |
6 | 耐塵型。完全な粉塵保護構造 | 某噴流(全方向)に対して保護。 |
7 | 水に浸した状態でも機器がないよう保護。 | |
8 | 継続的に水没しても内部に浸水しないよう保護。 |
防塵・防水ともに数値が大きくなればなるほどその強度が増していく形です。
つまりIPコードが記載されていると、メーカー独自の防塵防滴だけでなく、世界的に認められた基準に則った防塵防滴仕様になっているということになります。
ちなみにIPコードの表示は必ずしもどちらも記載しなければならないというものではなく、以下のようにどちらの記載している場合と一方を省略している場合があります。
機種名 | IPコード(防塵・防滴) |
---|---|
OM SYSTEM Tough TG-7 | IP68 |
OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ | IPX1 |
この場合、OM SYSTEM Tough TG-7は防塵6+防水8相当の基準に適合しており、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲは防塵値省略+防水1相当の基準に適合という表記となります。
今回「高い防水性」として解説する機種はすべていずれかのIPコードを取得している機種になります。
しかし注意が必要なのが、いくらIPコードを取得しているからと言って「絶対防げる」というものではなく、IPコードの等級によってもその強度は変わってくるため、水に濡れた後はIPコードの等級に合わせた対応をする必要があります。
IPコードを取得している防水性の高いミラーレスカメラのおすすめ6選
国際電気標準会議(IEC)により制定された電気製品の防塵・防水(防滴)性能を表す規格「IPコード」を取得しているミラーレス一眼カメラは現在OM SYSTEMのみの専売特許となっています。
以下がおすすめ6機種です。
- OM SYSTEM OM-5 Mark Ⅱ
- OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱ
- OM SYSTEM OM-3
- OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ
- OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTRO
(天体撮影用カメラ)
- OM SYSTEM OM-5
これらの機種は防水性能をフルで発揮する場合はOM SYSTEMが発売している「M.ZUIKO PROシリーズ」と組み合わせることで最高の防水性を発揮します。



ミラーレス一眼カメラはレンズ交換式という特性上、基本的にIPコードの取得は非常に難しく、各メーカー独自のシーリング加工を施した「防滴仕様」のミラーレスがほとんどです。
ただシーリング加工がダメなわけでなく、メモリーカードの部分やダイヤルボタン周辺などをシーリングすることで雨や雪などの日常生活上や少し過酷な撮影での多くの場合で十分な防滴性能を発揮します。
ただ海や水辺で「アウトドア撮影」「水辺でのレジャー撮影」をメインにしたいと考えるとIPコードを取得している防水性が高いミラーレスカメラが安心できると思います。
各カメラ性能も価格も多種多様なため、順番に詳しく解説していきます。
※価格については日々変動の可能性があるため、あくまで参考としてご覧ください。
※防水性の高いおすすめミラーレスのスペック比較一覧表はこちらから
OM SYSTEM OM-5 Mark II
おすすめ1機種目は、OM SYSTEM OM-5 Mark IIになります。
発売日は2025年7月18日となっており、OM SYSTEMの機種として最新機種となっています。
基本スペックは以下のとおりです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | OM-5 Mark II |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約6コマ/秒 静音連写H・プロキャプチャー連写H:約30コマ/秒 |
撮影枚数 | 310枚 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.37倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | USB2.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IP53) 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB充電 4K動画対応 Wi-Fi Bluetooth5.2 |
カラー | ブラック・サンドベージュ・シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 125.3×85.2x52mm、約418g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約158,000円 |
OM-5 Mark IIの最大の特徴はIP53相当の防塵防滴性能を持つ機種として最軽量レベルだという点です。
マイクロフォーサーズを搭載するミラーレス一眼全体で見ると基本的に重量が500gを超える機種がほとんどですが、OM-5 Mark IIはIP53相当の防塵防滴性能を持ちながらも約418gとかなり軽量化されています。
レジャーやアウトドアでの使用を考えたときにいくら防水性が高くて頑丈な作りであっても重くてサイズが大きければ持ち運びとしては非常に不便です。
その点OM-5 Mark IIは今回オススメする防水性の高いミラーレス一眼の中では最軽量レベルということで、ミラーレス一眼を選択肢として防水性と軽量化を図りたい場合にはうってつけの1台になると思います。
OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱ
おすすめ2機種目は、OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱになります。
発売日は2024年2月23日となっています。
基本スペックは以下のとおりです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | OM-1 Mark Ⅱ |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 80~25600 拡張:102400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約10コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約20コマ/秒 静音・プロキャプチャー(SH1):約120コマ/秒 |
撮影枚数 | 500枚 |
モニター | 3型(インチ) 162万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.65倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IP53) 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K60P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.8×91.6×72.7 mm、約599g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約254,000円 |
全体を通して見て、OM-1 Mark Ⅱはフラッグシップモデルにふさわしく隙がないスペックだと感じます。
その中でも個人的にメリットに感じるのはISO感度が標準で80まで下げられることかなと思います。
晴天の日中では様々な調整をしても白飛びしてしまうようなそんな過酷な環境での撮影を行うこともあります。
そんなときにISO感度が80に下げられると、少しでも明るさ調整の幅が広がるのでかなりのメリットだと言えます。
さらに重量が約599gとダブルスロットや防塵防滴、手ぶれ補正搭載など多機能であるにも関わらずこの重量に収まっているのは非常に魅力的です。
モードが限定されますが、連写性能が最大で約120コマ/秒に対応しているのも連射を多用するユーザーにとっては非常に嬉しい機能となっています。
これだけハイスペックにも関わらず、防塵防滴性能がIP53相当ということで、防水性が高い機種に加えてハイスペックを求める場合、OM-1 Mark Ⅱは非常に良い選択肢になると思います。
OM SYSTEM OM-3
おすすめ3機種目は、OM SYSTEM OM-3になります。
発売日は2025年3月1日となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | OM-3 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 80~25600 拡張:102400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約6コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約20コマ/秒 静音・プロキャプチャー(SH1):約120コマ/秒 |
撮影枚数 | 590枚 |
モニター | 3型(インチ) 162万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.37倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IP53) 手ぶれ補正機構 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K60P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 139.3×88.9×45.8 mm、約496g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約232,726円 |
OM-3の最大の特徴は、フラッグシップモデルであるOM-1 Mark Ⅱ
ほぼ同じ性能を搭載しつつも総重量が496gと非常に軽量に作られている点です。
OM-1 Mark Ⅱとの主なスペック
違いを上げるとすると以下のとおりです。
機種名 | OM-3 | OM-1 Mark Ⅱ |
---|---|---|
記録メディアのスロット | シングルスロット | ダブルスロット |
RAWの対応bit | 12bit | 12bit/14bit |
ダブルスロットが欲しかったりRAWでの撮影を主にするようであればOM-1 Mark Ⅱ、シングルスロットでもよくて記録形式に重点を置きすぎない場合にはOM-3
という棲み分けもできます。
スペックが一部抑えられていることもあり、価格も少し安価になっている点は嬉しいところです。
ですが防塵防滴はIP53相当まで対応しているので、水辺でのレジャーやアウトドアなどでの撮影では大活躍しそうです。
防水性+スペック+軽量の全てを総取りしたい場合は、OM-3はかなり良い選択肢だと思います。
OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ
おすすめ4機種目は、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲになります。
発売日は2020年2月28日となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | E-M1 Mark Ⅲ |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写H:約15コマ/秒 静音連写H/プロキャプチャー連写H:約60コマ/秒 |
撮影枚数 | 液晶モニタ使用時:420枚 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式液晶ビューファインダー(1.48倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IPX1) 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.1×90.9×68.9 mm、約580g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約169,800円 |
今回こちらをおすすめとして取り上げた理由は高スペックにも関わらずカメラボディがコンパクトかつ軽量にまとまっているからです。
E-M1 Mark Ⅲは今回おすすめしているOM SYSTEMのマイクロフォーサーズ機のなかでダブルスロットを搭載した機種では最軽量モデルとなっています。
ダブルスロットは1回のシャッターで2つの記録メディアに写真を保存できるため、バックアップ用に使用するなど様々な場面で活躍する機能です。
ダブルスロット搭載はスペックとしては非常に重要な項目であり、一部のプロカメラマンや写真家ではダブルスロットがあるかどうかでその機種を購入するかどうかを決める方がおられたりするくらいです。
そんな重要機能を搭載しつつ、重量が約580gと非常に軽量なのは取り回しも良いことにつながるため、非常に嬉しなスペックと言えます。
加えて防塵防滴がIPX1相当に対応ということで、他のIP53相当を保有しているOM-3やOM-1 Mark Ⅱ
には水への耐性は落ちてしまいますが、IPX1を謳っているという点で他のシーリングを施している機種より強い耐性だと思うので、水辺での撮影でも安心感はあると思います。
OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTRO(天体撮影用カメラ)
おすすめ5機種目は、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROになります。
発売日は2024年7月25日となっています。
基本スペックは下記の通りです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | E-M1 Mark Ⅲ ASTRO |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写H:約15コマ/秒 静音連写H/プロキャプチャー連写H:約60コマ/秒 |
撮影枚数 | 420枚 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式液晶ビューファインダー(1.48倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IPX1) 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.1×90.9×68.9 mm、約580g(総重量) |
価格(楽天市場参考) | 約297,726円 |
スペックとしては前述したE-M1 Mark Ⅲと殆ど変更点はありません。
では何が違うのかと言うと、「天体撮影用カメラ」としてこの機種は内部でチューニングがされているのです。
具体的には、「天体撮影で重要となるHα線の透過率が約100%となるよう、センサー前方に配置したIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニングしている。これにより、Hα線により発光する星雲の美しい形と色を鮮やかにとらえられる」、ということのようです。
さらにカメラボディ内部(マウント部とイメージセンサーの間)に取り付けるフィルターとして、光害カットフィルター「BMF-LPC01」と、ソフトフィルター 「BMF-SE01」が付属するのもこちらの特徴です。
これらのフィルターは別売りで一般販売もされています。
ちなみに天体撮影用カメラとしてチューニングされていることもあり、基本的に赤みが強い写真ができあがるため、通常の写真撮影には不向きです。
ただ天体撮影用カメラとIPX1相当の防塵防滴性能を保有している機種はE-M1 Mark Ⅲ ASTROが唯一無二の機種なので、水辺付近で天体撮影を行いたい場合には非常に良い選択肢になるのではないかと思います。
OM SYSTEM OM-5
おすすめ6機種目は、OM SYSTEM OM-5になります。
発売日は2022年11月18日となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
※最高の防水性を発揮するには「M.ZUIKO PROシリーズ」とのレンズの組み合わせが必要です。
機種名 | OM-5 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約10コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約30コマ/秒 |
撮影枚数 | 310枚 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.37倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | microUSB2.0、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴(IP53) 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック・シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 1125.3×85.2×49.7 mm、約414g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約117,315円 |
今回オススメで紹介した機種の中で最軽量のモデルがこのOM-5となります。
つまり防塵防滴(IP53)を保有する機種としての最軽量モデルも、OM-5ということになります。
軽いということはそれだけ取り回しも良いということなので、水辺での撮影やレジャーなどのカメラにとってハードな環境でも極力落下を防ぐことが出来ると思います。
さらに価格も10万台前半と非常に手を出しやすい価格となっているので、防塵防塵(IP53)がほしいけど、購入価格を少しでも抑えたい場合では、OM-5が購入の有力候補の1台になると思います。
IPコードを取得している防水性の高いおすすめミラーレスのスペックと価格比較一覧表
各機種の一部の主要スペックと価格を比較一覧表に掲載しています。
更に詳しいスペックや特徴は各スペック表を御覧ください。
機種名 | OM-5 Mark II | OM-1 Mark Ⅱ | OM-3 | E-M1 Mark Ⅲ | E-M1 Mark Ⅲ ASTRO | OM-5 |
防塵防滴 | IP53 | IP53 | IP53 | IPX1 | IPX1 | IP53 |
マウント | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ |
画素数 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 |
センサー | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO | 64~6400 | 80~25600 | 80~25600 | 64~6400 | 100~6400 | 64~6400 |
SS | 1/32000~60秒 | 1/32000~60秒 | 1/32000~30秒 | 1/32000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/32000~60秒 |
撮影速度 | 最高約30コマ/秒 | 最高約120コマ/秒 | 最高約120コマ/秒 | 最高約60コマ/秒 | 最高約60コマ/秒 | 最高約30コマ/秒 |
撮影枚数 | 310枚 | 500枚 | 590枚 | 420枚 | 420枚 | 310枚 |
モニター | 3インチ 2軸可動式液晶 | 3インチ 2軸可動式液晶 | 3インチ 2軸可動式液晶 | 3インチ 2軸可動式液晶 | 3インチ 2軸可動式液晶 | 3インチ 2軸可動式液晶 |
ファインダー | アイレベル式OLEDビューファインダー | アイレベル式OLEDビューファインダー | アイレベル式OLEDビューファインダー | アイレベル式液晶ビューファインダー | アイレベル式液晶ビューファインダー | アイレベル式OLEDビューファインダー |
メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット | SD/HC/XCカード ダブルスロット | SD/HC/XCカード シングルスロット | SD/HC/XCカード ダブルスロット | SD/HC/XCカード ダブルスロット | SD/HC/XCカード シングルスロット |
端子類 | USB2.0(タイプC)、HDMIマイクロ | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ | microUSB2.0、HDMIマイクロ |
本体サイズ | 125.3×85.2x52mm、約418g | 134.8×91.6×72.7mm、約599g | 139.3×88.9×45.8mm、約496g | 134.1×90.9×68.9mm、約580g | 134.1×90.9×68.9mm、約580g | 1125.3×85.2×49.7mm、約414g |
発売 | 2025年7月 | 2024年2月 | 2025年3月 | 2020年2月 | 2024年7月 | 2022年11月 |
価格 | 約158,000円 | 約254,000円 | 約232,726円 | 約169,800円 | 約297,726円 | 約117,315円 |
その他特徴など | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 |
OM SYSTEMのミラーレスとの組み合わせで防水性最高!M.ZUIKO PROシリーズの防滴対応レンズを紹介!
OM-5 Mark IIやOM-1 Mark ⅡなどのIPコードを取得しているOM SYSTEMのミラーレスカメラはM.ZUIKO PROシリーズのレンズを組み合わせることで真の防水性能を発揮します。
組み合わせると真価を発揮するレンズはM.ZUIKO PROシリーズのレンズであればIPの等級に差はありますがどのレンズも対象となっており、多彩な焦点距離のズームレンズ・単焦点レンズ・マクロレンズが用意されています。
※マクロレンズの一部でM.ZUIKO PROシリーズではないレンズも含まれています。
以下がM.ZUIKO PROシリーズのレンズ一覧とざっくりとしたスペックは以下のとおりです。
※価格については日々変動の可能性があるため、あくまで参考としてご覧ください。
M.ZUIKO PRO ズームレンズ
商品名 | 焦点距離 | F値 | 防塵防滴 | 価格(Amazon参考) |
---|---|---|---|---|
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO | 7-14mm (35mm換算:14-28mm) | F2.8 | IP53 | 約173,450円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO | 8-25mm (35mm換算:16-50mm) | F4 | IP53 | 約125,400円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II | 12-40mm (35mm換算:24-80mm) | F2.8 | IP53 | 約92,727円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO | 12-40mm (35mm換算:24-80mm) | F2.8 | IPX1 | 約79,800円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO | 12-45mm (35mm換算:24-90mm) | F4 | IPX1 | 約61,800円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12-100mm (35mm換算:24-200mm) | F4 | IP53 | 約179,793円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO | 40-150mm (35mm換算:80-300mm) | F2.8 | IP53 | 約196,755円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO | 40-150mm (35mm換算:80-300mm) | F4 | IP53 | 約110,100円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO | 150-400mm (35mm換算:300-1000mm) | F4.5 | IP53 | 約1,510,432円 |
M.ZUIKO PRO 単焦点レンズ
商品名 | 焦点距離 | F値 | 防塵防滴 | 価格(Amazon参考) |
---|---|---|---|---|
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO | 8mm (35mm判換算16mm相当) | F1.8 | IP53 | 約148,380円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO | 17mm (35mm判換算34mm相当) | F1.2 | IPX1 | 約158,525円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO | 20mm (35mm判換算 40mm相当) | F1.4 | IPX1 | 約74,736円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO | 25mm (35mm判換算50mm相当) | F1.2 | IPX1 | 約158,496円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO | 45mm (35mm判換算90mm相当) | F1.2 | IPX1 | 約159,000円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO | 300mm (35mm判換算600mm相当) | F4 | IP53 | 約375,533 円 |
M.ZUIKO PRO マクロレンズ
商品名 | 焦点距離 (35mm換算) | F値 | 防塵防滴 | 価格 (Amazon参考) |
---|---|---|---|---|
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO | 180mm相当 | F3.5 | IP53 | 約156,864円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro | 120mm相当 | F2.8 | IPX1 | 約54,440円 |
更に別記事ではM.ZUIKO PROシリーズのレンズについても詳しく解説しているので合わせてご覧ください。



もしIPコードを取得している防水性の高いミラーレスを買うならこの1台:卯月銀河視点
最後に卯月銀河がもしIPコードを取得している、防水性の高いミラーレスカメラを買うならこの1台ということで選出しました。
その1台は「OM SYSTEM OM-5 Mark II」です。
OM SYSTEM OM-5 Mark IIを選んだ理由は防水耐性がIP53相当と高水準かつ軽量コンパクト、それでいて価格が15万円前後と手を出しやすい価格だという点です。
防水耐性だけで見ればOM-1 Mark ⅡやOM-3と同じIP53相当ですが、この2機種にはない最大の魅力が軽量コンパクトだということです。
アウトドアやレジャーでの使用を考えた場合、荷物をなるべく少なく軽くしたかったり、撮影したい場所でもなるべく軽い機種で機動性を確保したかったりと、カメラ自体が大きくて重いという理由で持ち出さなくなる可能性があります。
そんな中でOM-5 Mark IIは防水耐性を確保しながらも、同性能の防水耐性を保有している機種より軽量コンパクトなため持ち運びにの軽量化にも一役買い、機動性も確保できるというわけです。
しかも価格が今回おすすめしている防水性の高いミラーレスの中で2番目に安価となっており、購入のし安さというのもかなりの魅力です。
防水耐性が高いミラーレスが良いという要望だけでなく、軽量コンパクトで安価に購入できる点も含めてOM SYSTEM OM-5 Mark IIを「この1台」に選出しました。
今回はあくまで1台を選ぶならということで防水性の高いミラーレスでは「OM SYSTEM OM-5 Mark II」を選出しましたが、これら以外のおすすめした機種もどれも優秀なカメラとなっています。
購入するユーザーが何を重視してカメラを選ぶのかによって見方も変わるため、「1機種を選ぶなら」で選んで機種が全ユーザーに対しての最良の答えではないとは思います。
おすすめしたカメラはどれも個人的にはどれも良いカメラだと感じているので、是非気に入った一台を見つけてみてください。
防水性の高いミラーレスカメラの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
防水性の高いカメラの販売は大手ECサイトであるAmazonや楽天市場
、Yahoo!ショッピング
などのネットショップが主流となっています。
実店舗である家電量販店などでも見かけることはありますが、今回おすすめした機種が6選あるように、防水性の高いカメラは非常に多くの機種があるため、展示スペースに販売機種すべてを並べることは難しいと思います。
その点ECサイトであれば展示スペースを必要としないため、おおよそのどんな機種でも新品・中古含めて取り揃えられているという状況です。
なので基本的な購入はAmazonなどのECショップでの購入をおすすめします。
ただ実店舗では実物に触れるというメリットもあるので、気になる機種があれば一度実店舗に赴いて探してみるのも良いかもしれません。
防水性の高いカメラの採用記録メディアとは。SDカード?microSDカード?
防水性の高いカメラは機種よって採用している記録メディアが異なります。
大まかに採用されている記録メディアは以下のとおりです。
- SD/SDHC/SDXCカード
SD/HC/XCカードについては防水性の高いカメラ以外でも様々な機種で採用しており、パソコンでも専用スロットが搭載されていたりと非常に汎用性のある記録メディアとなっています。
SDカードについては別の記事でおすすめSDカードとともに詳しく解説しているのでぜひ合わせてご覧ください。
まとめ:ミラーレス一眼カメラでも高い防水耐性を持つカメラは多数あり!見るべき表示はIPコード!
今回は防水性の高いミラーレスカメラのおすすめを6機種紹介してきました。
防塵防滴についてはメーカー独自にシーリングによって防塵防滴構造と謳っているカメラもありますが、より強固な防塵防滴耐性は国際電気標準会議(IEC)により制定された電気製品の防塵・防水(防滴)性能を表す規格、「IPコード」を取得しているかどうかで見分けることができます。
IPコードは「IP+防塵等級数+防水等級数」で表示され、その数字が大きければ大きいほど強度が増すというものです。
今回紹介した防水性の高いミラーレスカメラの防水耐性(IPコード)は以下のとおりです。
※M.ZUIKO PROシリーズのレンズと組み合わせることで防水耐性の真価を発揮します。
ミラーレスカメラ (IP53) | ミラーレスカメラ (IPX1) |
---|---|
OM-5 Mark II | E-M1 Mark Ⅲ |
OM-1 Mark Ⅱ | E-M1 Mark Ⅲ ASTRO |
OM-3 | |
OM-5 | |
※1機種ずつの詳しいスペックはこちら | ※1機種ずつの詳しいスペックはこちら |
※スペック比較表はこちら | ※スペック比較表はこちら |
さらにその中で「1機種を選ぶなら」ということで、防水性の高いミラーレスでは「OM SYSTEM OM-5 Mark II
」を選んでいるのでご参考にされてください。
おすすめした6機種はすべて個人的に素晴らしいと思っているので、自分のお気に入りの防水性の高いカメラを一台を見つけて、最高の撮影体験をしてみてください!









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