※説明不要でおすすめフルサイズ搭載一眼レフを知りたい方はこちらから
こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
フルサイズセンサー搭載の一眼レフカメラはプロカメラマンや写真家の方も使用することもある一眼レフのフラッグシップ機になります。
今回はそんな一眼レフカメラの頂点であるフルサイズセンサー搭載の一眼レフカメラの特徴とおすすめ機種を紹介します。
一眼レフカメラに興味のある方、フルサイズセンサー搭載のカメラに興味のある方には特におすすめです。
結論、フルサイズセンサー搭載の一眼レフカメラで撮影の最高峰を体験してみよう。
- フルサイズセンサー(縦36.0mm×横24.0mm)について
- センサーサイズは複数ある?
- 一眼レフとミラーレスの違いとは。名称にヒントあり!
- フルサイズ搭載一眼レフカメラの特徴。プロや写真家も使う理由とは
- おすすめのフルサイズ搭載一眼レフカメラ9選。マウントや画素数、連写性能などのスペックも解説!
- おすすめ機種のスペック比較一覧表
- もしフルサイズ搭載一眼レフカメラを購入するならこの一台:卯月銀河視点
- 2025年のフルサイズ搭載一眼レフカメラの現状は。Canon・Nikon・SONY・PENTAXそれぞれ新機種の発売は?
- フルサイズセンサー搭載一眼レフの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
- 【センサーサイズ別・種類別】おすすめミラーレス・一眼レフ・コンデジまとめ
- まとめ:スペックは最強!フルサイズ一眼レフカメラを入手して最高峰を体験しよう
フルサイズセンサー(縦36.0mm×横24.0mm)について
※説明不要でおすすめフルサイズ搭載一眼レフを知りたい方はこちらから
フルサイズは縦36.0mm×横24.0mmのセンサーサイズになります。
基本的に、センサーサイズはこのフルサイズが基準で考えられ、35mm換算で使われているのがフルサイズセンサーのことです。
ではなぜフルサイズが基準になるのかというと、フィルムカメラ時代に主に使われていたフィルムサイズが35mm、つまりフルサイズだったからです。
その名残もあり、フルサイズが今でも基準となっています。
更に基準となっていることや、使用されてきた歴史が長いこともあり、35mmに対応している機材であれば現代のカメラにも応用して使用できる点もメリットです。
センサーサイズは複数ある?
フルサイズはカメラのセンサーサイズの基準となるサイズで、焦点距離もよくフルサイズ換算、35mm換算と言われることがあります。
つまりセンサーサイズは大きさによってその性能は変わってくるということです。
よくフルサイズと引き合いに出されることが多い「APS-C」もセンサーの一つで、フルサイズ>APS-Cというのがサイズの順となります。
各センサーサイズの違いについては過去の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
一眼レフとミラーレスの違いとは。名称にヒントあり!
※説明不要でおすすめフルサイズ搭載一眼レフを知りたい方はこちらから
今回紹介するのは「一眼レフ」、そしてそれと似たような機種として「ミラーレス」があります。
見た目はほぼ同じではありますが、内部の構造が違ってきます。
その代表的な違いが、ミラー(反射鏡)を使用しているかどうかです。
一眼レフカメラにはミラー(反射鏡)が入っており、レンズに入る光がミラー(反射鏡)に反射をする仕組みを採用しています。
それに対してミラーレスはミラー(反射鏡)を搭載しておらずミラー無しで撮影することになります。
ちなみに、デジタル一眼レフカメラの【レフ】とは【レフレックス(reflex)】の略で、「光を反射する」という意味があり、ミラーレスは「ミラー(鏡)レス(無し)」を表してます。
フルサイズ搭載一眼レフカメラの特徴。プロや写真家も使う理由とは
フルサイズ搭載一眼レフの特徴としては、ボディそのものが大型のものが多いということが一番に挙げられると思います。
ボディが大型な分防塵防滴性能や描写性能など一つ一つの性能は非常にレベルが高く、プロカメラマンや写真家などが過酷な環境で使用したとしても耐えられるモデルが多数あります。
価格に関してもカメラ全体を通してみても高価な部類に入ってくるのも特徴ですが、その価格に見合った、むしろその価格以上の体験を提供してくれるのがフルサイズ搭載の一眼レフカメラだと思います。
おすすめのフルサイズ搭載一眼レフカメラ9選。マウントや画素数、連写性能などのスペックも解説!
今回紹介するおすすめのフルサイズ搭載一眼レフカメラは9機種あります。
- Canon EOS-1D X Mark Ⅲ
- Canon EOS 6D MarkⅡ
- Canon EOS 5D Mark Ⅳ
- Nikon D780
- Nikon D850
- Nikon D6
- Sony α99 Ⅱ
- PENTAX K-1 MarkⅡ
- Canon EOS 5D Mark Ⅱ
メーカー別に見ると、Canonが4機種、Nikonが3機種、SONYが1機種、PENTAXが1機種となっています。
各おすすめ機種のスペックや特徴について順番に解説していきます。
Canon EOS-1D X Mark Ⅲ
おすすめ1機種目は、EOS-1D X Mark Ⅲになります。
発売日は2020年2月14日となっており、Canonのフルサイズ一眼レフカメラの中では最新の機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | EOS-1D X Mark Ⅲ |
マウント | キヤノンEFマウント |
画素数(有効画素数) | 2010万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~102400 拡張:50、204800、409600、819200 |
シャッタースピード | 電子:1/8000秒~0.5秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 |
連続撮影速度 | ファインダー撮影時:最高約16コマ/秒 ライブビュー撮影時:最高約20コマ/秒 |
モニター | 3.2型(インチ) 210万ドット |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.76倍) |
記録メディア | CFexpressカードTypeB ダブルスロット |
インターフェース | USB3.1 Gen2 Type-C、miniHDMI |
その他の機能 | 防塵・防滴 バルブ撮影 4K60P動画対応(最大5.5K60P) Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 158×167.6×82.6 mm、約1440g(総重量) |
EOS-1D X Mark Ⅲの最大の特徴はスクエア型のボディです。
このスクエア型のボディのおかげでバッテリー、ボタン類等様々な点で他の一眼レフカメラよりも優位に立っています。
さらにCFexpressカードTypeBがダブルスロットの両方で装着でき、高速のデータ転送が可能となっています。
マウントはEFマウントとなっており、フィルム時代から豊富にあるレンズ資産を存分に活かすことができます。
他にも4K対応、USB Type-C搭載、連写撮影が最高約20コマ/秒と申し分ないスペックをしています。
唯一難点を上げるとすれば、ボディサイズが非常に大きく、重量も1440gと重いことです。
ただ上記でもあげていた通り、バッテリー性能やボタン類の数を考えると決してデメリットとは言えず、シーンによっては非常に大きなメリットとなります。
過酷な状況で使用する機会が多い人や様々なシチュエーションでの撮影を行いたい人には特におすすめの1機種です。
Canon EOS 6D MarkⅡ
おすすめ2機種目は、Canon EOS 6D MarkⅡになります。
発売日は2017年8月4日となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | EOS 6D MarkⅡ |
マウント | キヤノンEFマウント |
画素数(有効画素数) | 2620万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~40000 拡張:50、51200、102400 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
連続撮影速度 | 高速連続撮影:最高約6.5コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット バリアングル液晶 |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.71倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | miniHDMI、USB2.0、AV出力 |
その他の機能 | 防塵・防滴 タイムラプス バルブ撮影 フルHD60P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.1 NFC PictBridge対応 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 144×110.5×74.8 mm、約765g(総重量) |
EOS 6D MarkⅡの特徴は
フルサイズ一眼レフカメラの中では安価な点です。
価格としては20万円前後、安いショップだと20万円を切る価格での販売となっています。
フルサイズ一眼レフは高価な機種が多いので、安価に購入できるというのは非常に嬉しいところです。
でも安価だからと行って性能が悪いわけではなく、マウントはEFマウントなのでフィルム時代からのレンズ資産を活用することができ、防塵防滴、バリアングル液晶、Wi-Fi・Bluetoothなど備わっているとありがたい機能がしっかり搭載されています。
記録媒体も汎用性の高いSDカード系統が使用可能なのでフルサイズを購入してみたいと言う層にもおすすめできる1機種となっています。
ちなみにEOSシリーズのフルサイズセンサー搭載一眼レフカメラにおいて一番最初にバリアングル液晶を搭載したのもこのCanon EOS 6D MarkⅡとなっています。
Canon EOS 5D Mark Ⅳ
おすすめ3機種目は、Canon EOS 5D Mark Ⅳになります。
発売日は2016年9月8日となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | EOS 5D Mark Ⅳ |
マウント | キヤノンEFマウント |
画素数(有効画素数) | 3040万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~32000 拡張:50、51200、102400 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 高速連続撮影:最高約7コマ/秒 |
モニター | 3.2型(インチ) 162万ドット |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.71倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード CFカード(コンパクトフラッシュ) ダブルスロット(SD/CF) |
インターフェース | miniHDMI、USB3.0、AV出力 |
その他の機能 | 防塵・防塵 タイムラプス 4K30P動画対応 バルブ撮影 Wi-Fi NFC PictBridge対応 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 150.7×116.4×75.9 mm、約890g(総重量) |
EOS 5D Mark ⅣはEOS 5Dシリーズの最新の機種となります。
EOS 5Dシリーズの歴史は比較的長く、初代は2005年に発売したので、EOS 5D Mark Ⅳは10年以上続いているシリーズの最新機種ということになります。
EOS 5D Mark Ⅳの特徴はなんといってもバランスの良いところかなと思います。
同キャノンのEOS 6D MarkⅡとEOS-1D X Mark Ⅲ
と比較をすると、まず価格は3機種を並べるとEOS 5D Mark Ⅳ
が真ん中の価格となります。
性能においてもEOS 6D MarkⅡが対応していないダブルスロットや4K動画に対応していたり、逆にEOS-1D X Mark Ⅲ
が対応している記録メディアのCFexpressカードTypeBは対応していなかったりと3機種のちょうど中間にいるような立ち位置の性能をしています。
サイズや重量に関しても3機種の中で真ん中に位置しており、まさにバランスのとれたフルサイズ一眼レフカメラだという印象です。
もしフルサイズ一眼レフカメラの購入で悩んだときには一番最初に候補になるのが価格・性能のバランスが取れたEOS 5D Mark Ⅳかなと思います。
Nikon D780
おすすめ4機種目はNikon D780になります。
発売日は2020年1月24日となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | D780 |
マウント | ニコンFマウント |
画素数(有効画素数) | 2450万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~51200 拡張:50、204800相当 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 高速連続撮影:約7コマ/秒 サイレント撮影:約8コマ/秒(14ビットRAW) 約12コマ/秒(12ビットRAW) |
モニター | 3.2型(インチ) 236万ドット チルト液晶 |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.7倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB Type-C、miniHDMI |
その他の機能 | 防塵・防滴 タイムラプス バルブ撮影 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 143.5×115.5×76 mm、約840g(総重量) |
D780はNikonのフルサイズ一眼レフの中で価格とスペックの両方取りをした機種だと思います。
価格に関しては今回おすすめしているNikonの機種の中で一番安価な機種となっています。
ですが機能は非常に豊富で、防塵防滴対応、チルト液晶、ダブルスロット、236万ドットの液晶モニターと他の機種とも引けを取らないスペックを備えています。
インターフェースにType-C端子も搭載しているので、現環境でも非常に使いやすくなっています。
マウントはニコンFマウントとなっており、過去発売されているすべてのFマウントのレンズに対応しているのも嬉しな点です。
さらにD780は週間売れ筋ランキングでも常連の機種となっており、発売して約5年ほどが経過していますが、フルサイズ一眼レフの中では人気機種となっています。
Nikon D850
おすすめ5機種目は、Nikon D850になります。
発売日は2017年9月8日となっており、Nikonのフルサイズ一眼レフカメラの中では一番発売日が古い機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | D850 |
マウント | ニコンFマウント |
画素数(有効画素数) | 4575万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 64~25600 ISO32、102400相当 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | CH:約7コマ/秒(EN-EL15a使用時) |
モニター | 3.2型(インチ) 236万ドット チルト液晶 |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.75倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード XQDカード ダブルスロット(XQD/SD) |
インターフェース | microUSB3.0、miniHDMI |
その他の機能 | 防塵・防滴 タイムラプス 4K30P動画対応 バルブ撮影 Wi-Fi Bluetooth4.1 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 146x124x78.5 mm、約1005g(総重量) |
D850は性能と使いやすさを両立したハイスペック機種に仕上がっています。
スペックを見ていくと、画素数は有効画素数で4575万画素と今回おすすめしているフルサイズ一眼レフの中では一番高画素な機種となっています。
さらに記録メディアにXQDカードが使用な可能なことで、SDカードよりもスピーディーな書込・読込を実現しています。
ダブルスロットにも対応しており、XQDカードとSDカードを1枚ずつ挿入することができ、汎用性も非常に高くなっています。
さらにD850は週間売れ筋ランキングでも常連の機種となっており、週によっては売れ筋ランキングで1位にもなっています。
発売して約8年ほどが経過していますが、フルサイズ一眼レフの中では人気機種の位置に君臨しています。
Nikon D6
おすすめ6機種目は、Nikon D6になります。
発売日は2020年6月5日となっており、Nikonのフルサイズ一眼レフカメラの中では最新の機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | D6 |
マウント | ニコンFマウント |
画素数(有効画素数) | 2082万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~102400 拡張:50、3280000相当 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 高速連続撮影:約10~14コマ/秒 |
モニター | 3.2型(インチ) 236万ドット |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.72倍) |
記録メディア | XQDカード CFexpressカードTypeB ダブルスロット(XQD/CF) |
インターフェース | USB Type-C、miniHDMI |
その他の機能 | 防塵・防滴 タイムラプス 4K30P動画対応 バルブ撮影 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 160x163x92 mm、約1450g(総重量) |
D6はフラッグシップ機にふさわしく防塵防滴、ダブルスロット、4K動画対応、USB Type-C、CFexpressカードTypeB対応などフラッグシップには欲しい機能がしっかり備わっています。
更にボディはスクエア型でサイズが大きく重量はあるものの、ボタン類の大幅拡張やバッテリー時間の向上に役立っていると考えると非常に大きなメットになるのかなと思います。
他社のスクエア型フラッグシップ機と比べてみると、EOS-1D X Mark Ⅲよりも定価だとD6
のほうが安価になっているのも魅力的な点です。
マウントがFマウントというのもメリットの一つで、フィルムカメラ時代から続く豊富なレンズ資産をそのまま現代でも使用することができるので、多彩な撮影・環境で使用できるかなと思います。
Sony α99 Ⅱ
おすすめ7機種目は、SONY α99 Ⅱになります。
発売日は2016年11月25日となっており、SONYのフルサイズ搭載一眼レフカメラの中では最新の機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | α99 Ⅱ |
マウント | α Aマウント |
画素数(有効画素数) | 4240万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~25600 拡張:ISO50~102400 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | Hi+時:最高約12コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 122.88万ドット 3軸チルト液晶 |
ファインダー(倍率) | 電子ビューファインダー XGA OLED Tru-Finder (0.78倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード メモリースティックPRO Duo ダブルスロット(SD/SD・MS) |
インターフェース | マイクロUSB2.0、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵・防滴 手ブレ補正機構 タイムラプス 4K30P動画対応 バルブ撮影 Wi-Fi Bluetooth4.1 NFC |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 142.6×104.2×76.1 mm、約849g(総重量) |
α99 Ⅱは全体を通して多機能というのが魅力的な点です。
フルサイズ一眼レフの中では一番付加性能が高いと感じていて、防塵防滴、ダブルスロット、4K動画など他のカメラでも付いている機能に加えて、フルサイズ一眼レフでは意外と搭載されていない手ブレ補正機構やチルト液晶なども搭載されているため、非常に性能面で魅力的な機種と言えます。
基本スペックを取ってみても、画素数が4360万画素と他の一眼レフカメラと比べても高いことから基本スペックで妥協がないことも伺えます。
さらにダブルスロットに置いても、SD/SDのダブルスロットが可能で、これは現在(2025年)でよく使われている記録メディアのスロットと同等であり、それが2016年で完成していたというのもフラッグシップ機としてはふさわしいと思います。
そしてマウントがAマウントであるところも特徴の一つです。
AマウントはもともとMINOLTAというメーカーのもので、ミノルタAマウントとして活躍していましたが、それがSONYへと移り変わり現在のAマウントが誕生しました。
そのためMINOLTA時代のミノルタAマウントレンズがそのままAマウントとして使用可能というわけです。
ただ一つ難点を上げるとすれば、すでに新品での購入が難しく中古での販売が主になっているということです。
ただその分安価で購入できるということにはなるので、SONYのフルサイズ一眼レフの購入を考えているのであれば、α99 Ⅱが一番オススメできる機種です。
PENTAX K-1 MarkⅡ
おすすめ8機種目は、PENTAX K-1 MarkⅡになります。
発売日は2018年4月20日となっており、PENTAXのフルサイズ搭載一眼レフカメラの中では最新の機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | PENTAX K-1 MarkⅡ |
マウント | ペンタックスKマウント |
画素数(有効画素数) | 3640万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~819200 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 35ミリフルサイズ:最高約4.4コマ/秒 APS-Cサイズ:最高約6.4コマ/秒 |
モニター | 3.2型(インチ) 103.7万ドット フレキシブルチルト式液晶 |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.7) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | microUSB2.0、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵・防滴 手ブレ補正機構 タイムラプス フルHD60P動画対応 バルブ撮影 Wi-Fi |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 136.5x110x85.5 mm、約1010g(総重量) |
PENTAX K-1 MarkⅡの特徴は上下左右に稼働する、フレキシブルチルト液晶です。
基本的にはチルト液晶は上下、バリアングル液晶は横の動きに強い液晶ですが、PENTAX K-1 MarkⅡのフレキシブルチルト液晶は上下左右に稼働するため、チルトの良いところとバリアングルの良いところを兼ね備えて液晶と言っていいと思います。
最近のカメラ(※2025年現在)だとSONY α7RVが4軸マルチアングル液晶を搭載して話題となりましたが、それと似たような感じと捉えて良いと思います。
その可動域の広い液晶が2018年に使用可能となっていたというのはフラッグシップ機にふさわしい機能と言えそうです。
その他に機能についても申し分なく、間違いなく購入しても損はしない性能をしています。
PENTAXの機種が購入候補に入るのであれば、購入候補の一つに確実に入ってくる1機種です。
Canon EOS 5D Mark Ⅱ
おすすめ9機種目は、Canon EOS 5D Mark Ⅱになります。
発売日は2008年11月29日となっており、Canonのフルサイズ搭載一眼レフカメラの中では一番発売が古い機種となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | EOS 5D Mark Ⅱ |
マウント | キヤノンEFマウント |
画素数(有効画素数) | 3640万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~6400 拡張:50、12800、25600 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 3.9コマ/秒 |
モニター | 3インチ 92万ドット |
ファインダー(倍率) | ペンタプリズム(0.71倍) |
記録メディア | コンパクトフラッシュ(CFカード) シングルスロット |
インターフェース | USB2.0、AV出力、HDMI |
その他の機能 | 防塵防滴 バルブ撮影 PictBridge対応 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 152×113.5×75 mm、約810g(総重量) |
EOS 5D Mark Ⅱはをなぜ紹介するかと言うと、EOS 5D Mark Ⅳの2世代前の機種となります。
なぜEOS 5D Mark Ⅳをおすすめをしているのに、2世代も前のEOS 5D Mark Ⅱ
を紹介するのかと言うと、現在(※2025年)中古市場で非常に安価で購入できるフルサイズ一眼レフカメラだからです。
EOS 5Dシリーズはもともと評判の良い機種なため、年月が経過した今でも根強い人気のある機種です。
もちろん2008年の機種なため、最新機種には機能としての劣りを感じますが、撮影という面においては非常に描写性能もよく、それが中古市場で安価で購入できるというのは非常に魅力的です。
しかもEFマウントなので、EOS 5D Mark ⅣなどのCanonの一眼レフで使用できるレンズと同じものを使用できるためレンズ性能としての劣りもありません。
フルサイズ一眼レフの入門機として購入するでもよし、Canonのフルサイズ一眼レフを触るために購入するでもよし、サブカメラとして購入するでもよし、様々なシチュエーションでの購入に期待ができるのがこのEOS 5D Mark Ⅱかなと思います。
おすすめ機種のスペック比較一覧表
各機種の一部の特徴をメインに比較表を作成しています。
ぜひご活用ください。
メーカー | Canon | Canon | Canon | Nikon | Nikon | Nikon | SONY | PENTAX | Canon |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
機種名 | EOS-1D X Mark Ⅲ | EOS 6D MarkⅡ | EOS 5D Mark Ⅳ | D780 | D850 | D6 | α99 Ⅱ | PENTAX K-1 MarkⅡ | EOS 5D Mark Ⅱ |
画素数 | 2010万画素 | 2620万画素 | 3040万画素 | 2450万画素 | 4575万画素 | 2082万画素 | 4240万画素 | 3640万画素 | 2110万画素 |
ISO感度(基本) | 100~102400 | 100~40000 | 100~32000 | 100~51200 | 64~25600 | 100~102400 | 100~25600 | 100~819200 | 100~6400 |
シャッタースピード | 電子:1/8000秒~0.5秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
サイズ | 158×167.6×82.6mm、1440g | 144×110.5×74.8mm、765g | 150.7×116.4×75.9mm、890g | 143.5×115.5x76mm、840g | 146x124x78.5mm、1005g | 160x163x92mm、1450g | 142.6×104.2×76.1mm、849g | 136.5x110x85.5mm、1010g | 152×113.5x75mm、810g |
特徴など | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 |
もしフルサイズ搭載一眼レフカメラを購入するならこの一台:卯月銀河視点
最後に卯月銀河がもしフルサイズ搭載一眼レフカメラを一台購入するならこのカメラ、ということで紹介します。
おすすめで紹介したカメラは全て自分のおすすめなので、どのカメラを購入しても自分の中では100%当たりのカメラです。
ですがもしも一台だけ購入するならということで厳選しました。
その一台は、EOS 5D Mark Ⅳになります。
性能、価格、ボディサイズのバランスが非常によく、更にバッテリーグリップを装着することで機能拡張もできるためEOS 5D Mark Ⅳを選びました。
フルサイズの購入を検討している時点で一眼レフ内では最高峰のカメラの購入を検討しているのと同義だと思っているため、基本的にはどの機能も妥協したくはありません。
EOS 5D Mark Ⅳは妥協しないバランスを非常にうまく取っている機種で全体的に上手にまとまっている機種だと思います。
性能面だけで見ればEOS-1D X Mark Ⅲが一番に購入候補に上がりましたが、バランスという面を見た時の総合評価として、EOS 5D Mark Ⅳ
が上に来たという格好です。
さらにEOS 5D Mark Ⅳは週間売れ筋ランキングでもランクインすることもあり、人気機種も持ち合わせている機種と言えます。
ただ今回はあくまで一台を選ぶならということでEOS 5D Mark Ⅳを選出しましたが、おすすめしたカメラはどれも個人的にはどれも良いカメラだと感じているので、是非気に入った一台を見つけてみてください。
2025年のフルサイズ搭載一眼レフカメラの現状は。Canon・Nikon・SONY・PENTAXそれぞれ新機種の発売は?
今回紹介したフルサイズ一眼レフカメラの最新機種は2020年6月5日発売のNikon D6となっています。
記事執筆時が2025年5月なため、約5年間は新作のフルサイズ一眼レフカメラは発売されていないということになります。
これはミラーレス一眼の普及にも関係しており、各社ミラーレス一眼への開発にシフトしている点が理由としてあげられます。
特にSONYに関しては今回紹介したα99 Ⅱが2016年発売なので、約9年もの間新作のフルサイズ一眼レフカメラは発表されていません。
今後もフルサイズ一眼レフカメラが発売される可能性は低いと考えられるため、今現状で発売されている機種・入手できる機種はとても貴重な機種だと考えています。
フルサイズセンサー搭載一眼レフの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
フルサイズセンサー搭載一眼レフの販売は大手ECサイトであるAmazonや楽天市場
、Yahoo!ショッピング
などのネットショップが主流となっています。
実店舗である家電量販店などでも見かけることはありますが数は多くないと感じます。
数が少ない点や発売から年数が経っている機種もあるため、実店舗での扱いが少ないものと思われます。
なので基本的な購入はAmazonなどのECショップでの購入をおすすめします。
ただ実店舗では実物に触れるというメリットもあるので、気になる機種があれば一度実店舗に赴いて探してみるのも良いかもしれません。
【センサーサイズ別・種類別】おすすめミラーレス・一眼レフ・コンデジまとめ
今回はフルサイズ搭載一眼レフカメラの解説してきましたが、他にも同じ一眼レフカメラであってもセンサーサイズの違うAPS-C一眼レフがあります。
更にミラーレス一眼やコンデジなど種類が違うカメラというのもあります。
ほか記事では他のセンサーサイズや種類のカメラもまとめてているので合わせてご覧ください。
ミラーレス一眼
一眼レフカメラ
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
おすすめカメラまとめ
まとめ:スペックは最強!フルサイズ一眼レフカメラを入手して最高峰を体験しよう
今回はフルサイズセンサー搭載の一眼レフカメラの特徴とおすすめ機種を紹介してきました。
フルサイズ一眼レフカメラは高価であったり、ボディが大きかったりと購入を敬遠される方もいると思います。
ただフルサイズ一眼レフカメラは確実に最高峰のカメラであり、プロカメラマンや写真家も使用する・使用していた機種であることも間違いはありません。
以下が今回紹介したカメラと画素数、サイズとなります。
※それ以外のスペックは各スペック表を参照ください。
メーカー | 機種 | 画素数 | サイズ | 特徴など |
---|---|---|---|---|
Canon | EOS-1D X Mark Ⅲ | 2010万画素 | 158×167.6×82.6mm、1440g | スペック表参照 |
Canon | EOS 6D MarkⅡ | 2620万画素 | 144×110.5×74.8mm、765g | スペック表参照 |
Canon | EOS 5D Mark Ⅳ | 3040万画素 | 150.7×116.4×75.9mm、890g | スペック表参照 |
Nikon | D780 | 2450万画素 | 143.5×115.5x76mm、840g | スペック表参照 |
Nikon | D850 | 4575万画素 | 146x124x78.5mm、1005g | スペック表参照 |
Nikon | D6 | 2082万画素 | 160x163x92mm、1450g | スペック表参照 |
SONY | α99 Ⅱ | 4240万画素 | 142.6×104.2×76.1mm、849g | スペック表参照 |
PENTAX | PENTAX K-1 MarkⅡ | 3640万画素 | 136.5x110x85.5mm、1010g | スペック表参照 |
Canon | EOS 5D Mark Ⅱ | 2110万画素 | 152×113.5x75mm、810g | スペック表参照 |
さらにその中で「1機種を選ぶなら」ということで、Canon EOS 5D Mark Ⅳを選んでいるのでご参考にされてください。
フルサイズ一眼レフカメラはAPS-C搭載一眼レフカメラやミラーレス一眼、コンデジとはまた違った世界を体験することができるので、ぜひフルサイズ一眼レフカメラを購入して最高の撮影体験をしてみて下さい。


【毎週月曜更新】週間人気売れ筋ランキング
【センサー別】おすすめミラーレス一眼
【センサー別】おすすめコンデジ
【センサー別】おすすめ一眼レフ
おすすめサービスの記事
【機種別】スマホ関連記事
カテゴリー別記事一覧
✔人気記事ランキング
コメント