こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
コンパクトデジタルカメラ、通称コンデジになんとAPS-Cセンサーが搭載されているものが存在しているのはご存知でしょうか。
数は少ないものの小さいな筐体にAPS-Cセンサーが搭載されているのは非常に魅力的かと思います。
今回はそんなAPS-C搭載のコンデジ、「APS-Cコンデジ」のおすすめ機種4選を紹介していきます。
コンデジについて知りたい、APS-Cコンデジ購入したい、珍しいコンデジを知りたい方にもおすすめの記事です。
結論、スペックとコンパクトさを兼ね備えたコンデジです!
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コンデジとは
※基本説明が不要な方はこちらからおすすめ機種へジャンプできます。
そもそもコンデジとはコンパクトデジタルカメラの略で、レンズとカメラ本体が一体になっている小型タイプのデジタルカメラ、これがコンパクトデジタルカメラこと、コンデジです。
もっと簡単に言うと、レンズとカメラ本体が一体型のものをコンデジ、レンズがカメラ本体から外せる交換式のものをデジタル一眼レフ、もしくはミラーレス一眼といいます。
当然メリット・デメリットはあり、購入する際のポイントもあります。
APS-Cとは
APS-Cは約縦23.5mm×横15.7mmのセンサーになります。
読み方としてはAPS-C(えーぴーえすしー)となっています。
APS-Cはフルサイズに次ぐ2番目に大きなセンサーサイズをとなっています。
そしてメーカーによってセンサーサイズが少しずつ異なっているのも特徴の一つです。
焦点距離の基本はフルサイズの1.5倍の焦点距離となるのですが、Canonに関してだけ1.6倍の焦点距離となります。
APS-Cセンサーの特徴としては、フルサイズよりも小型であるため、APS-Cセンサーを搭載したカメラは全体的にフルサイズのカメラよりも小型であることが特徴です。
さらに、フルサイズには及ばないですがセンサーサイズも大きいため暗所にも比較的強く、ボケ感を得られることも特徴です。
覚え方としてはフルサイズの次に大きいセンサーがAPS-Cセンサー、でいいかと思います。
余談にはなりますが、APS-Cセンサーはコンデジだけでなく、一眼レフやミラーレスにも搭載されている幅広いセンサーサイズともなっています。
センサーサイズについて
センサーサイズは大きさによってその性能は変わってきます。
センサーサイズの違いについては過去の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
おすすめのAPS-C搭載コンデジ4選
今回紹介するAPS-C搭載コンデジは4機種あります。
35mm(フルサイズ)換算やF値、ISO感度、画質などカメラ性能や特徴について順番に解説していきます。
※解説が不要な場合はこちらから比較一覧表にスキップすることもできます。
APS-Cセンサー搭載コンデジスペック比較一覧表
RICOH GR Ⅲx
おすすめ1機種目は、RICOH GR Ⅲxになります。
発売メーカーはRICOH(リコー)となり、発売日は2021年10月1日と、APS-C搭載コンデジの中では新しい方の機種となっています。
基本的なスペックとしてはセンサーにAPS-Cを搭載し、画素数は2424万画素。
レンズはF2.8、焦点距離は26.1mm(35mm換算で40mm)となっています。
他にも端子にUSB Type-Cを搭載していたり、センサーシフト式手ぶれ補正が搭載されていたりと、使いやすい機能が豊富に見られます。
本体サイズは109.4×61.9×35.2 mm、重量は232g(本体のみ)となっておりAPS-Cセンサー搭載をしていてもこの筐体サイズというのは驚きです。
画質面においても、非常にきれいに写るので申し分ないと思います。
今回おすすめするAPS-Cコンデジの中で一番軽いのはRICOH GR Ⅲxになるのでその点も優位点です。
RICOH GR Ⅲ
おすすめ2機種目は、RICOH GR Ⅲになります。
発売メーカーはRICOH(リコー)となり、発売日は2019年3月15日となっています。
基本的なスペックとしてはセンサーにAPS-Cを搭載し、画素数は2424万画素。
端子にUSB Type-Cを搭載していたり、センサーシフト式手ぶれ補正が搭載されていたりと、使いやすい機能が豊富に見られます。
ここまで見ると前述した、「RICOH GR Ⅲx」と同じように見えますが、違いはレンズになります。
RICOH GR ⅢxはF2.8の焦点距離が26.1mm(35mm換算で40mm)に対して、RICOH GR ⅢはF2.8、焦点距離は18.3mm(35mm換算で28mm)とより広角に強い機種となっています。
本体サイズは109.4×61.9×33.2 mm、重量は272g(本体のみ)となっており、RICOH GR Ⅲxよりも少し重い機種となっています。
画質面においても、非常にきれいに写るので申し分ないと思います。
RICOH GR ⅢxとRICOH GR Ⅲは上下の違いはなく、兄弟機という感じに位置づけることができ、広角のRICOH GR Ⅲ、標準域での撮影はRICOH GR Ⅲxというふうに棲み分けをすることができます。
FUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Ⅵ
おすすめ3機種目は、FUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Ⅵになります。
発売メーカーはFUJIFILM(富士フイルム)となり、発売日は2024年3月28日と今回おすすめする機種の中では一番発売日が新しい機種となります。
基本的なスペックはAPS-Cセンサーを搭載し、画素数は4020万画素。
レンズにはF2.0、焦点距離が23mm(35mm換算で35mm)のレンズが搭載しています。
更にシャッタースピードが1/180000 秒まで対応しているのも嬉しいところです。
他にも端子にUSB Type-Cを搭載していたり、4K動画にも対応し、手ぶれ補正もセンサーシフト式と電子式と両方搭載しているなどとても万能なコンデジとなっています。
画質面においても、非常にきれいに写るので申し分ないと思います。
本体サイズは128×74.8×55.3 mm、重量は471g(本体のみ)となっています。
コンデジの中では少し重い部類に感じますが、APS-Cセンサーを搭載していると考えると決して重い機種ではありません。
個人的な一番のオススメポイントはその外観にあります。
外観がレトロなフィルム風というのが非常に特徴的で、FUJIFILMならではの見た目となっています。
撮影している感覚というのも、他のカメラとは一線を画す存在となっています。
性能としても非常に高性能で、焦点距離が35mm換算で35mmなので非常に使い勝手も取り回しも良い、かつ見た目がレトロで撮影しがいがある機種となっています。
FUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100V
おすすめ4機種目は、FUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Vになります。
発売メーカーはFUJIFILM(富士フイルム)発売日は2020年2月27日となっています。
スペックとしてはAPS-Cセンサーを搭載し、画素数は2610万画素。
F2.0、焦点距離23mm(35mm換算で35mm)のレンズを採用しています。
4K動画の撮影可能、USB Type-C搭載、USB給電可能などほしいと思われるような機能は一通り入っているので安心です。
本体サイズは128×74.8×53.3 mm、重量が428g(本体のみ)となっています。
名前からも分かる通り、この機種はFUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Ⅵの前機種となっています。
では購入するならFUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Ⅵがいいのでは
となりそうですがそれぞれおすすめしているのには理由があります。
まずは価格です。前機種ということもあり、新品での価格、中古での価格共にFUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Vのほうがお安く購入することが可能です。
本体サイズと重量ですが、X100シリーズは見た目も重視しているため前述で紹介した、「RICOH GR Ⅲx」の232gよりも2倍近く重くなっています。
X100VとX100Ⅵを比べたときにX100Vのほうが少し本体サイズが小柄で重量も抑えられています。
画質面においても、非常にきれいに写るので申し分ないと思います。
スペックの差もあるので一概に軽いから良いとは言い難いですが、「軽い」というのはFUJIFILM コンパクトデジタルカメラ X100Vのメリットの一つかなと思っています。
おすすめ機種のスペック比較一覧表
各機種の一部の特徴をメインに表を作成しています。
メーカー | 機種名 | 画素数 | F値 | 焦点距離 | 本体サイズ | 発売日 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RICOH | RICOH GR Ⅲx | 4360万画素 | F2.8 | 35mm26.1mm(35mm換算で40mm)35mm | 109.4×61.9×35.2 mm、重量は232g(本体のみ) | 2021年10月1日 | USB Type-Cを搭載、センサーシフト式手ぶれ補正 |
RICOH | RICOH GR Ⅲ | 2424万画素 | F2.8 | 焦点距離は18.3mm(35mm換算で28mm) | 109.4×61.9×33.2 mm、重量は272g(本体のみ) | 2019年3月15日 | USB Type-Cを搭載、センサーシフト式手ぶれ補正 |
FUJIFILM | X100Ⅵ | 4020万画素 | F2 | 23mm(35mm換算で35mm) | 128×74.8×55.3 mm、重量は471g(本体のみ) | 2024年3月28日 | 外観がレトロなフィルム風、シャッタースピードが1/180000 秒 |
FUJIFILM | X100V | 2610万画素 | F2 | 23mm(35mm換算で35mm) | 128×74.8×53.3 mm、重量が428g(本体のみ) | 2020年2月27日 | 外観がレトロなフィルム風、X100Ⅵより軽い |
ご活用ください。
もしAPS-C搭載コンデジを購入するならこの一台:卯月銀河視点
最後に卯月銀河がもしAPS-C搭載コンデジを一台購入するならこのカメラ、ということで紹介します。
おすすめで紹介したカメラは全て自分のおすすめなので、どのカメラを購入しても自分の中では100%当たりのカメラです。
ですがもしも一台だけ購入するならということで厳選しました。
その一台は、FUJIFILM X100Ⅵになります。
選考理由としては見た目がレトロで非常に特徴的で、他のカメラとは一線を画す存在だと感じたからです。
過去にも見た目で選んだ経験はありますが、醤油右翼を満たすうえで見た目というのは非常に大事だと思っています。
性能面に関しても不満はなく、今後も使用し続けることができると考え選出しました。
ただ今回はあくまで一台を選ぶならということでFUJIFILM X100Ⅵを選出しましたが、おすすめしたカメラはどれも個人的にはどれも良いカメラだと感じているので、是非気に入った一台を見つけてみてください。
RICOHとFUJIFILM以外のメーカー(CanonやSONY)のコンデジ
今回紹介したメーカーはRICOHが2機種、FUJIFILMが2機種となっています。
では他のメーカーはどうなっているのか。
主要メーカーで考えてもSONYやCanonなどここには登場していないメーカーは複数あります。
結論から言うと、発売しているメーカーもありますが、最後の機種から時間が経過しているので今回はおすすめとして紹介をしていない、ということになります。
例えばCanonだとPowerShot G1 X MarkⅢ(2017年発売)SIGMAではdp2 Quattro(2014年発売)などが存在します。
どちらも発売から長い時間が経過しているのと、コンデジという分野自体が縮小していることもありこれらの新型が発売される可能性もどんどん低くなってきています。
当然中古市場ではまだまだ元気な機種ではありますが、今回はそれよりもよりおすすめできる機種があると個人的に感じたため、おすすめからは外したという経緯があります。
ですが今回紹介したAPS-Cコンデジ以外にもまだまだ市場にはたくさんの機種が転がっている、という認識をしてもらえると嬉しいです。
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まとめ:APS-Cコンデジはスペックとコンパクトのいいとこどり
今回はAPS-Cセンサー搭載したコンデジのおすすめ4機種を紹介してきました。
APS-Cセンサー搭載機種は数は大きくないもの、一つずつのスペックは非常に高いものがあります。
APS-Cセンサー搭載をしていて非常にコンパクトに抑えられているのはAPS-Cコンデジのメリットかなと思います。
発売から日付が経過している機種もあり、中古での販売もされている可能性があるため、そのあたりを駆使するのも良いかも入れません。
APS-Cコンデジに興味が湧いた方はぜひお手にとって見てください。
おそらく、コンデジという概念が少し変わるかもしれません!
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