こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
コンパクトデジタルカメラ、通称コンデジになんとフルサイズセンサーが搭載されているものが存在しているのはご存知でしょうか。
数は少ないものの小さいな筐体にフルサイズセンサーが搭載されているのは非常に魅力的かと思います。
今回はそんなフルサイズセンサー搭載のコンデジ、「フルサイズコンデジ」のおすすめ機種3選を紹介していきます。
コンデジについて知りたい、フルサイズコンデジ購入したい、珍しいコンデジを知りたい方にもおすすめの記事です。
結論、フルサイズコンデジはそれぞれ特徴が異なり面白いコンデジ!
コンデジとは
※基本説明が不要な方はこちらからおすすめ機種へジャンプできます。
そもそもコンデジとはコンパクトデジタルカメラの略で、レンズとカメラ本体が一体になっている小型タイプのデジタルカメラ、これがコンパクトデジタルカメラこと、コンデジです。
もっと簡単に言うと、レンズとカメラ本体が一体型のものをコンデジ、レンズがカメラ本体から外せる交換式のものをデジタル一眼レフ、もしくはミラーレス一眼といいます。
当然メリット・デメリットはあり、購入する際のポイントもあります。
センサーサイズについて
センサーサイズは大きさによってその性能は変わってきます。
センサーサイズの違いについては過去の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
フルサイズセンサー搭載コンデジの特徴
フルサイズセンサー搭載コンデジの特徴はなんといってもコンデジという超小型ボディにフルサイズが入っている点です。
もともとコンデジということでレンズ交換などレンズの心配をする必要がなく、気軽にフルサイズを持ち運べるというのは非常に魅力的となっています。
価格が高いというのはありますが、それを差し置いても貴重な機種ばかりだと思います。
おすすめのフルサイズコンデジ3選
今回紹介するフルサイズコンデジは3機種あります。
35mm(フルサイズ)換算やF値、ISO感度、画質などカメラ性能や特徴について順番に解説していきます。
SONY Cyber-shot DSC-RX1RM2
おすすめの1機種目は、SONY Cyber-shot DSC-RX1RM2となります。
発売日が2016年2月19日となっており、執筆時点(※2024年8月21日)から8年近くも前の機種ということになります。
8年近く前の機種ということもあり、中古販売がほとんどです。
ですが中には新品での販売もされているところもあるので、見つけられたらラッキーです。
基本的なスペックは以下のとおりです。
画素数 | 4360万画素 |
ISO感度 | 100~25600 拡張:50~80、32000~102400 |
F値 | F2 |
シャッタースピード | 30~1/4000 秒 |
焦点距離 | 35mm |
ズーム | デジタル:8倍 |
メモリーカード | SDカード SDHCカード メモリースティック Duo メモリースティックPRO Duo SDXCカード メモリースティックPRO-HG Duo microSDカード microSDHCカード microSDXCカード Eye-Fiカード |
その他の機能 | 手ぶれ補正機構 チルト液晶 USB給電 バルブ撮影 フルHD動画対応 顔認識 Wi-Fi・NFC マルチ端子、HDMIマイクロ端子 |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 113.3×65.4x72mm、480g(本体のみ) |
性能としてはフルサイズセンサーを搭載しており、画素数が4360万画素、レンズにはZEISS「ゾナーT 35mm F2」の大口径単焦点レンズを採用しています。
更にコンデジなのでデジタルズームを行うことができ、8倍ズームを行うことが可能なのは嬉しいところです。
個人的に特出すべきは記録メディアの対応の幅で、なんと下記の10種類ものメモリーカードに対応しています。
- SD
- SDHC
- SDXC
- メモリースティック Duo
- メモリースティックPRO Duo
- メモリースティックPRO-HG Duo
- microSD
- microSDHC
- microSDXC
- Eye-Fiカード
メモリーカードを気にしなくてもなんでも使用できそうで一つのメリットと言えそうですね。
サイズは113.3×65.4×72 mm、重量が480g(本体のみ)とかなり小型でこのサイズでフルサイズ搭載のカメラということに驚きを隠せません。
フルサイズコンデジと言えばSONY Cyber-shot DSC-RX1RM2と言えるほどの名機となっています。
LEICA Q3
おすすめの2機種目は、「LEICA Q3」となります。
2023年6月3日発売で、非常に新しいフルサイズコンデジとなり、製造しているのはライカとなっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
画素数 | 6239万画素 |
ISO感度 | 50~100000 |
F値 | F1.7 |
シャッタースピード | 120~1/16000 秒 |
焦点距離 | 28mm |
ズーム | デジタル:3.2倍 |
メモリーカード | SDカード SDHCカード SDXCカード |
その他の機能 | 手ぶれ補正機構 チルト液晶 USB給電 バルブ撮影 8K動画対応 タイムラプス 顔認識 Wi-Fi・Bluetooth USB3.1 Type-C、HDMIマイクロ端子 |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 130×80.3×92.6mm、658g(本体のみ) |
性能としてはフルサイズセンサー搭載の、画素数が6239万画素。
レンズはF値が1.7とコンデジという種類の中では類を見ないほど明るいレンズを搭載しています。
焦点距離は28mmと広角寄りで非常に使いやすいと思います。
更にコンデジなのでデジタルズームが行えて、その倍率は3.2倍となっています。
LEICA Q3は動画性能にも優れていて、4Kに対応しており、動画撮影サイズは最大で8192×4320の8Kまで撮影することができます。
端子にはUSB3.1 Type-Cを搭載していたり、ファインダーに有機ELを搭載していたりと、2023年発売というメリットを大きく受けているスペックとなっています。
サイズは130×80.3×92.6mm、658g(本体のみ)となっており、コンデジの中では少し大きめのサイズではありますが、それでもフルサイズセンサーということを考えれば全く大きさを感じない端末となっています。
LEICA Q2 モノクローム
おすすめ3機種目は、LEICA Q2 モノクロームとなります。
こちらもフルサイズコンデジとなっていますが、先程まで紹介したSONY Cyber-shot DSC-RX1RM2やLEICA Q3とは少し違った曲のある機種となっています。
どんな曲があるかと言うと、このLEICA Q2 モノクローム機種は機種名でも分かる通りモノクローム専用のフルサイズコンデジになっています。
発売は2020年11月19日となっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
画素数 | 5040万画素 |
ISO感度 | 100~100000 |
F値 | F1.7 |
シャッタースピード | 60~1/40000 秒 |
焦点距離 | 28mm |
ズーム | デジタル:2.7 倍 |
メモリーカード | SDカード SDHCカード SDXCカード |
その他の機能 | 手ぶれ補正機構 バルブ撮影 4K動画対応 タイムラプス 顔認識 Wi-Fi・Bluetooth USB Type-C、HDMIマイクロ端子 |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 130x80x91.9mm、637g(本体のみ) |
基本的なスペックとしてはフルサイズセンサーを搭載し、画素数は5040万画素、F値が1.7、焦点距離が28mmとなっています。
デジタルズームも2.7倍まで行うことができます。
本体サイズは130x80x91.9 mm、重量が637g(本体のみ)となっています。
非常に高スペックな点も売りですが、なによりもモンクローム専用機ということでモノクロだけしか撮影できない曲のある機種となっています。
ですがその分他の人が撮る写真とも一線を画すことができるので非常におすすめの1機種となっています。
おすすめのフルサイズセンサー搭載コンデジスペック比較一覧表
各機種の一部の特徴をメインに表を作成しています。
メーカー | 機種名 | 画素数 | F値 | ISO感度 | 焦点距離 | 本体サイズ | 発売日 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SONY | SONY Cyber-shot DSC-RX1RM2 | 4360万画素 | F2 | 100~25600 拡張:50~80、32000~102400 | 35mm | 113.3×65.4×72 mm、重量が480g(本体のみ) | 2016年2月19日 | 各スペック表参照 |
Leica | LEICA Q3 | 6239万画素 | F1.7 | 50~100000 | 28mm | 130×80.3×92.6mm、658g(本体のみ) | 2023年6月3日 | 各スペック表参照 |
Leica | LEICA Q2 モノクローム | 5040万画素 | F1.7 | 100~100000 | 28mm | 130x80x91.9 mm、重量が637g(本体のみ) | 2020年11月19日 | 各スペック表参照 |
ご活用ください。
もしフルサイズセンサー搭載コンデジを購入するならこの一台:卯月銀河視点
最後に卯月銀河がもしフルサイズセンサー搭載コンデジを一台購入するならこのカメラ、ということで紹介します。
おすすめで紹介したカメラは全て自分のおすすめなので、どのカメラを購入しても自分の中では100%当たりのカメラです。
ですがもしも一台だけ購入するならということで厳選しました。
その一台は、SONY Cyber-shot DSC-RX1RM2になります。
基本的にフルサイズセンサー搭載コンデジというのは選択肢も少なく非常に貴重なカメラとなっています。
そんな中でSONYという国内メーカーが製造販売しているというのはかなり貴重だと思います。
市場規模が縮小している観点から今後はフルサイズセンサー搭載コンデジの販売も危ういと思うので、もしも購入するなら、SONY Cyber-shot DSC-RX1RM2をなるべく早い段階で購入したいと感じました。
ただ今回はあくまで一台を選ぶならということでSONY Cyber-shot DSC-RX1RM2を選出しましたが、おすすめしたカメラはどれも個人的にはどれも良いカメラだと感じているので、是非気に入った一台を見つけてみてください。
SONYとLEICA以外のメーカー(Nikon、Canonなど)でのフルサイズコンデジ
今回紹介したメーカーはSONYが1機種、Leicaが2機種となっています。
では他のメーカーはどうなっているのか。
主要メーカーで考えてもNikonやCanonなどここには登場していないメーカーは複数あります。
結論から言うと、今回フルサイズコンデジとして発売しているメーカーは他に見つけられなかった、という経緯があります。
フルサイズコンデジ自体が非常に希少性のある機種で、他のメーカーでは1型だったり、大きなものでもAPS-Cの機種でとどまっていることがほとんどでした。
捜索範囲を広げれば更に過去にフルサイズコンデジがあったかもしれませんが、そこで発売されていたとしても今回のおすすめとは離れていってしまうので、今回はSONYが1機種、Leicaが2機種という紹介となりました。
そもそもコンデジという分野自体が縮小していることもありこれらの新型が発売される可能性もどんどん低くなってきています。
なので今発売されているフルサイズコンデジは非常に貴重だと思うので是非興味があれば手に持ってみることをおすすめしたいです。
【センサーサイズ別・種類別】おすすめミラーレス・一眼レフ・コンデジまとめ
今回はフルサイズセンサー搭載コンデジを解説してきましたが、他にも同じコンデジであってもセンサーの違う機種も存在します。
更に一眼レフやミラーレスなどそもそも種類が違うカメラもあります。
ほか記事では他のセンサーサイズや種類のカメラもまとめてているので合わせてご覧ください。
【センサー別】おすすめミラーレス一眼
【センサー別】おすすめ一眼レフカメラ
【センサー別】おすすめコンデジ
【機種別】おすすめカメラまとめ
【初心者でも上達可能】プロカメラマンやフォトグラファーから写真・カメラを学べる機会を紹介
誰かに教わるというのは、カメラを上達させるうえで非常に重要だと感じています。
そんな中で教わる人がプロのフォトグラファーやプロカメラマンだったとしたら、それにまさる指導者はいないと思います。
ぎんがのカメラブログではそんなプロに教わることができる教室やカメラ上達講座の紹介も行っています。
カメラの基本知識や撮影方法に加えて、プロならではの写真を撮影するコツやキーポイント、注意点なども学べるので是非プロからカメラを学んでみましょう!
【初心者カメラ教室】と併せてぜひ知識を蓄えていってください!
まとめ:フルサイズコンデジは曲がありつつおもしろ機種ばかり!
今回はフルサイズセンサー搭載したコンデジのおすすめ3機種を紹介してきました。
フルサイズコンデジは数も非常に少なく、発売時期が8年も前だったり、モンクローム専用だったり、かといえば2023年にわりと新し目の機種だったりとバラエティーに飛んだラインナップとなっています。
価格としては比較的高めにはなるのが痛手かなと思っています。
ただ一定の需要はあるとも思っていて、コンデジという非常にコンパクトな筐体の中にフルサイズセンサーが搭載されているということは特筆すべき点です。
そして他では真似することができないとても大きな特徴を持っています。
発売から日付が経過していることもあり、中古での販売もされている可能性があるため、そのあたりを駆使するのも良いかも入れません。
フルサイズコンデジに興味が湧いた方はぜひお手にとって見てください。
おそらく、世界が大きく変わると思います!
【初心者カメラ教室】
カメラの知識を身に着けてカメラスキルを上げてみよう!
【初心者カメラ教室 基本まとめ②】写真における主要な保存形式の種類や特徴を解説
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