こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
Canonの新作レンズ、RF28-70mm F2.8 IS STMが発表されました。
今回は発売を間近に控えたCanonの新作レンズ、「RF28-70mm F2.8 IS STM」の特徴を解説していこうと思います。
Canonの新作レンズに興味がある、RF28-70mm F2.8 IS STMの購入を検討しているという方にはおすすめの記事です。
結論、「RF28-70mm F2.8 IS STM」は初診から上級者にまでおすすめできる非常に魅力的な大三元レンズ!
“感動の1枚”をわずか3ステップで撮れる!一眼レフカメラ講座
- CanonのRFマウント新作レンズ「RF28-70mm F2.8 IS STM」とは
- RF28-70mm F2.8 IS STMのスペック
- RF28-70mm F2.8 IS STMの特徴とは
- RF28-70mm F2.8 IS STMの発売日は
- 「RF28-70mm F2.8 IS STM」と「RF24-70mm F2.8 L IS USM」スペック比較
- Canonマウントである「RFマウント」と「EFマウント」の違いとは
- RF28-70mm F2.8 IS STMがおすすめなのは初心者?上級者?
- 用語解説:大三元レンズとは
- 初心者でも上達可能!【フォトグラファーによるカメラ上達講座】を紹介
- まとめ:RF28-70mm F2.8 IS STMは最高の大三元・標準ズームレンズ
CanonのRFマウント新作レンズ「RF28-70mm F2.8 IS STM」とは
2024年9月12日にCanonはRFマウント用新作レンズ発表しました。
それが「RF28-70mm F2.8 IS STM」です。
Canonの同帯域に近いRFマウント用レンズとしては2019年8月に発売された、Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM以来ということになります。
RF24-70mm F2.8 L IS USMは24mmスタート、新作のRF28-70mm F2.8 IS STMは28mmスタートと焦点距離やその他の性能に差はあれど、使い勝手としては良く似た標準ズームレンズとなります。
RF28-70mm F2.8 IS STMのスペック
下記がスペックの一部となります。
重要な部分だけをピックアップしており、詳細に関しては公式HPのリンクからご確認下さい。
名称 | RF28-70mm F2.8 IS STM |
マウント | キヤノンRFマウント |
レンズタイプ | 大口径・標準ズームレンズ |
レンズ構成 | 12郡15枚 |
絞り羽 | 9枚 |
焦点距離 | 28-70mm |
最短撮影距離 | AF時:0.27m(28mm)/MF時:0.24m(28mm) |
最大撮影倍率 | AF時:0.24倍(70mm)/MF時:0.24倍(70mm) |
開放F値 | F2.8 |
フィルター系 | 67mm |
その他特徴 | 手ブレ補正機構 防塵・防滴 |
サイズ | 76.5×92.2 mm、495g |
RF28-70mm F2.8 IS STMの特徴とは
RF28-70mm F2.8 IS STMの最大の特徴は軽量かつF2.8通しの大三元レンズだということです。
大三元レンズについてですが、F2.8通しだとズームをした際にF値の変動がなく、ズームの度に設定を調整する必要がなくなるという利点があります。
更に暗い環境でズームをしなければならない場合でも、通常のズームレンズであればF値が絞られていき他の設定で明るさ調整をする必要がありますが、F2.8通しであれば絞られる心配もないため暗い環境での撮影でも強いので使い勝手の良さにつながってきます。
更に特出すべきはその大三元レンズであるにも関わらず、重量が495gと非常に軽量なところです。
大三元レンズはその性能の高さから重量が比較的重めなものが多いレンズとなっています。
ですが大三元レンズで495gというのは他の大三元レンズと比較をしても上位の軽さになっており、取り回しも非常にしやすくなっています。
大型のカメラだけでなくコンパクトなカメラへの装着も気兼ねなくできる点が嬉しところです。
RF28-70mm F2.8 IS STMの発売日は
結論、2024年9月27日(金曜日)となっています。
すでにCanon公式ショップにも販売ページが有り、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの各ECサイトなどでも販売ページは作成されているのでぜひご確認下さい。
「RF28-70mm F2.8 IS STM」と「RF24-70mm F2.8 L IS USM」スペック比較
上記でも引き合いに出した2019年発売のRF24-70mm F2.8 L IS USMとスペック比較表を作成しています。
名称 | RF28-70mm F2.8 IS STM | RF24-70mm F2.8 L IS USM |
マウント | キヤノンRFマウント | キヤノンRFマウント |
レンズタイプ | 大口径・標準ズームレンズ | 大口径・標準ズームレンズ |
レンズ構成 | 12郡15枚 | 15群21枚 |
絞り羽 | 9枚 | 9枚 |
焦点距離 | 28-70mm | 24-70mm |
最短撮影距離 | AF時:0.27m(28mm)/MF時:0.24m(28mm) | 0.21m |
最大撮影倍率 | AF時:0.24倍(70mm)/MF時:0.24倍(70mm) | 0.3倍 |
開放F値 | F2.8 | F2.8 |
フィルター系 | 67mm | 82mm |
その他特徴 | 手ブレ補正機構 防塵・防滴 | 手ブレ補正機構 防塵・防滴 |
サイズ | 76.5×92.2 mm、495g | 88.5×125.7 mm、900g |
2つを並べて比べたときに一番の大きな違いは、そのサイズと重量になります。
RF24-70mm F2.8 L IS USMが88.5×125.7mm、900gに対して新作レンズのRF28-70mm F2.8 IS STMは76.5×92.2mm、495gとなっており、筐体の小ささもさることながら重量に関してはおおよそですが半分の重量に進化をしています。
更にフィルター系が67mmとなっており、一番普及しているフィルター系への変更がされています。
ただRF24-70mm F2.8 L IS USMが優位な点もあって、それは焦点距離が24mmスタートな点です。
実用をしていくうえで絶対に24mmが必要という場面は多くはないかもしれませんが、やはり大人数での撮影であったり風景を広くい入れたい場合などはなるべく広角で撮影できる方が強いです。
Canonマウントである「RFマウント」と「EFマウント」の違いとは
Canonには今回新作で発表された「RFマウント」とは別に、「EFマウント」というマウントが存在しています。
結論から言うと、Canonというメーカーの括りは同じだが、全く別のマウントになります。
どういうことかと言うと、RFマウントは主にミラーレス一眼ように作られたもので、「EFマウント」は一眼レフフィルムカメラの頃から存在しているマウントとなっています。
極端に言うと、一部の例外を除いてRFマウントはミラーレス一眼用、EFマウントはフィルム一眼レフカメラ・デジタル一眼レフカメラ用と覚えてもよいかと思います。
ちなみにEFレンズにも同帯域に近いレンズは発売されています。
それがCanon EF24-70mm F2.8L II USMです。
もしEFレンズでF2.8通しの大三元標準ズームレンズをお探しの場合は参考にされてみて下さい。
RF28-70mm F2.8 IS STMがおすすめなのは初心者?上級者?
結論、初心者から上級者まで全員におすすめできるレンズです。
どういうことかと言うと、まず上級者向けとしては大三元ということで標準ズームとしては間違いなく最高のレンズで描写性能や取り回し、全てにおいて無条件でおすすめできるかなと思います。
問題は初心者向けとしてどうしておすすめできるのかということですが、何と言っても「大三元レンズ」だからおすすめできるというわけです。
でも初心者だしそんな高価なレンズを使いこなせない……
こんなふうに思われがちですが、むしろ初心者にもとても大きなメリットが存在します。
それが大三元レンズはF値が2.8と通しなため、ズームをしてもF値が変動することなく、気にする設定項目が一つ減る、という点です。
これは初心者目線からすると非常にありがたいと思います。
基本的に設定はF値、ISO感度、シャッタースピードの3つから構成することが多いですが、通常のズームレンズの場合ズームをするとF値が変わってしまい、その都度明るさ調整やボケ感を演出するために設定を変更しなければなりません。
上級者であれば何段変わるから別の設定を何段動かせばいいとかがすぐに分かりますが、初心者ではそうは行きません。
ですがF2.8通しの大三元レンズであればズームをしてもF値は動かないので、一度設定をしてしまえばずっと同じ環境で撮影し続けられるということです。
これが自分が初心者にこそ大三元レンズをおすすめする理由となっています。
用語解説:大三元レンズとは
RF28-70mm F2.8 IS STMは大三元レンズと説明を繰り返していますが、では大三元レンズとはなんなのか。
それはF2.8通しの大口径レンズのことを「大三元レンズ」といいます。
厳密にはF2.8通しの広角ズームレンズ・標準ズームレンズ・望遠ズームレンズの3種類がセットで「大三元レンズ」と呼ばれていましたが、今では一本でもF2.8通しの大口径レンズであれば「大三元レンズ」と呼ばれるようになっています。
ちなみに「大三元」の由来ですが、麻雀の役で使われる名称から拝借されており、「役が字牌を3枚揃える」ことになぞられて呼ばれるようになったと言われています。
それがいつしか「3本の高品質のズームレンズ」の俗称として使われるようになったそうです。
初心者でも上達可能!【フォトグラファーによるカメラ上達講座】を紹介
誰かに教わるというのは、カメラを上達させるうえで非常に重要だと感じています。
そんな中で教わる人がプロのフォトグラファーやプロカメラマンだったとしたら、それにまさる指導者はいないと思います。
一眼レフカメラ上達講座ではプロのフォトグラファーである高崎勤さんのカマラ上達講座を受講することが可能です。
カメラの基本知識や撮影方法に加えて、プロならではの写真を撮影するコツやキーポイント、注意点なども学べるので是非プロからカメラを学んでみましょう!
【初心者カメラ教室】と併せて【フォトグラファーによるカメラ上達講座】でも知識を蓄えていってください!
まとめ:RF28-70mm F2.8 IS STMは最高の大三元・標準ズームレンズ
今回は2024年9月27日に発売が予定されている「RF28-70mm F2.8 IS STM」に付いて解説してきました。
標準ズームは日常使いにおいて非常に便利な帯域で、一本持っていれば様々なシチュエーションで活躍スこと間違い無しのレンズです。
しかもF2.8通しの大三元レンズということで使い心地も最上級のものとなっています。
大三元レンズは値段が高価な分初心者には敬遠されがちでもありますが、むしろ初心者から使用するのは個人的にとても良いと感じています。
大三元レンズはF値が2.8と通しなため、ズームをしてもF値が変動することはありません。
そのため撮影の際の調整設定項目が一つ減るというわけです。
これは初心者目線からすると非常にありがたいと思います。
なので上級者のみならず、ぜひ初心者の方も一度手にとって見て下さい。
設定が楽になるかつ、最高の描写性能が約束された大三元レンズ「RF28-70mm F2.8 IS STM」は魅力的です。
“感動の1枚”をわずか3ステップで撮れる!一眼レフカメラ講座
【初心者カメラ教室】
カメラの知識を身に着けてカメラスキルを上げてみよう!
【初心者カメラ教室 基本まとめ②】写真における主要な保存形式の種類や特徴を解説
コメント