こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
今回は2025年2月20日に発表されたCanonのコンデジ、「PowerShot V1」を紹介していきたいと思います。
Canonのコンデジに興味がある方、大型センサーのコンデジに興味のある方にはおすすめの記事です。
結論、コンデジ+EOSシリーズのような端末に仕上がっています!
センサーサイズは1.4型!Canonが新型コンデジを発表!名称は「PowerShot V1」
Canonは2025年2月20日に1.4型の大型センサーを搭載したコンデジシリーズである「PowerShot」の最上位モデルを発表しました。
その名称は「PowerShot V1」。
コンデジということでレンズは一体型の機種となっています。
動画撮影機能を充実させたPowerShot Vシリーズの新型モデルとなっており、本体には排熱機構のスリットを搭載しています。
動画に特化していることから、クロップはありですが最大で4K60Pにも対応しています。
位置づけとしてはPowerShot V10の上位モデルという形になります。
シャッタースピードやF値はどうなってる? PowerShot V1のスペックとは
今現在判明しているスペックをざっくり表にまとめました。
機種名 | PowerShot V1 |
画素数(有効画素数) | 2390万画素(総画素) 1870万画素(動画撮影時有効画素) 2230万画素(静止画撮影時有効画素) |
センサーサイズ | 1.4型CMOSセンサー |
焦点距離 | 8.2~25.6mm (35mm判換算値:16~50mm) |
ズーム | 光学:3.1倍 |
F値 | F2.8~F11 |
ISO感度 | 通常(静止画):100~32000 拡張:ISO51200 通常(動画):100~12800 拡張:ISO25600 |
シャッタースピード | 30~1/16000 秒 |
最短撮影距離 | 5cm(標準) |
連続撮影速度 | 30コマ/秒(電子シャッター時) |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット |
メモリーカード | SDカード SDHCカード SDXCカード |
その他の機能 | 光学式/電子式手ブレ補正機構 バリアングル液晶 USB給電 バルブ撮影 4K60P(クロップあり) Wi-Fi・Bluetooth USB2.0 Type-C、HDMIマイクロ端子 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 約118.3×68×52.5mm 約429g(総重量) |
ジャンルはコンデジとなりますがセンサーサイズの大きさやシャッタースピードやISO感度の最大値などを見ると、コンデジの枠からはみ出して、コンデジにミラーレスであるEOSシリーズが入ったようなスペックをしています。
「PowerShot V1」その特徴とは
以下の特徴を取り上げて深堀りしていきます。
センサーサイズ
特徴の一つとしてあげられるのが、1.4型の大型センサー搭載の点です。
1.4型センサーはサイズとしては約18.5×12.3mmとなっており、画素数だと静止画で2230万画素、動画で1870万画素となっています。
他のセンサーサイズと比較すると下記のようになります。
センサー名 | サイズ | 主な搭載機種 |
---|---|---|
フルサイズ | 36.0mm×24.0mm | α7C II、Cyber-shot DSC-RX1RM2など |
APS-C | 23.5mm(23.7mm)×15.7mm | FUJIFILM X-M5、RICOH GR Ⅲ |
1.4型 | 18.5×12.3mm | PowerShot V1 |
マイクロフォーサーズ(4/3型) | 17.3mm×13.0mm | LUMIX GH5 Ⅱ |
1型 | 13.2mm×8.8mm | VLOGCAM ZV-1 Ⅱ、PowerShot V10など |
1/2.3型 | 6.2mm×4.6mm | PowerShot PSSX70HS、LUMIX DC-FZ85D |
サイズとしてはAPS-Cよりも小型でマイクロフォーサーズよりも大型のセンサーということになります。
コンデジだけに絞るとフルサイズセンサー搭載のSONYのCyber-shot DSC-RX1RM2、APS-Cセンサー搭載のRICOH GR Ⅲの次にセンサーサイズが大きいということになります。
センサーサイズが大きいと取り込める光の量が多くなるため、暗所に強くなりより高感度ののカメラとなります。
さらにセンサーサイズが大きいメリットとして同じ画角での撮影をするのであれば、サイズが大きい分ボケがきれいになるのもあげられます。
静止画性能
静止画性能としては連写性能が30コマ/秒(電子シャッター時)だったり、シャッタースピードもメカシャッターで最高1/2,000秒、電子シャッターで最高1/16,000秒とコンデジとしては非常に高性能に仕上がっています。
F値も開放値が2.8となっており、暗所にも強くなっていると同時にボケ感も楽しめるようになっています。
動画性能
動画性能はクロップはありだが4K60Pまで対応しているのは嬉しい特徴です。
ISO感度も拡張まで含めると25600まで対応し、4:2:2 10bitのCanon log 3撮影にも対応しています。
新機能として「被写体追尾IS」が搭載されている点も抑えて置かなければなりません。
「被写体追尾IS」はあらかじめ選択しておいた被写体を画面内のどこに配置するかを指定して、その範囲で安定化させられるという機能となっています。
他にも14種類のカラーフィルターやレビュー用動画など撮影をサポートする機能が様々搭載されています。
外観
外観と特徴は側面に「冷却ファン」が搭載されている点です。
側面から給気を行い、背面上部付近から排気という構造になっています。
その成果本体は少しぶ厚めとなっていますが、重量は約429gと軽量となっているのがすごいところです。
ただデメリットとしてファンの音が少しするようで、外部マイクが推奨されています。
もしくは設定でオン・オフできるので状況に合わせて設定するのが良さそうです。
PowerShot V1の予約開始日・発売日は?
PowerShot V1は4月下旬発売予定となっています。
予約受付開始については2月26日10時から行われる予定となっています。
PowerShot V1の価格とは
PowerShot V1の予想価格は148,500円となっています。
価格が近いコンデジとしては2025年2月28日に発売する「COOLPIX P1100」がニコンダイレクト参考価格は149,600円となっており、発売日も2025年内と近いことから良い比較対象になると思います。
COOLPIX P1100については別の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。
「PowerShot V10」との比較一覧表
機種名 | PowerShot V1 | PowerShot V10 |
画素数(有効画素数) | 2390万画素(総画素) 1870万画素(動画撮影時有効画素) 2230万画素(静止画撮影時有効画素) | 2090万画素(総画素) 1520万画素(静止画撮影時有効画素) 1310万画素(動画撮影時有効画素) |
センサーサイズ | 1.4型CMOSセンサー | 1型CMOSセンサー |
焦点距離 | 8.2~25.6mm (35mm判換算値:16~50mm) | 35mm判換算値(静止画撮影時):18mm 35mm判換算値(動画撮影時):19mm |
ズーム | 光学:3.1倍 | デジタル:3倍 |
F値 | F2.8~F11 | F2.8~F8 |
ISO感度 | 通常(静止画):100~32000 拡張:ISO51200 通常(動画):100~12800 拡張:ISO25600 | 4K動画撮影時:125~3200 静止画撮影時:125~12800 |
シャッタースピード | 30~1/16000 秒 | 動画:1/25~1/4000 静止画:1/8~1/2000 秒 |
最短撮影距離 | 5cm(標準) | 5cm(標準) |
連続撮影速度 | 30コマ/秒(電子シャッター時) | |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット | 2型(インチ) 46万ドット |
メモリーカード | SDカード SDHCカード SDXCカード | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード |
その他の機能 | 光学式/電子式手ブレ補正機構 バリアングル液晶 USB給電 バルブ撮影 4K60P(クロップあり)動画 Wi-Fi・Bluetooth USB2.0 Type-C、HDMIマイクロ端子 | 電子式手ブレ補正機構 USB給電 4K30P動画 Wi-Fi・Bluetooth USB2.0 Type-C、HDMIマイクロ端子 |
カラー | ブラック | ブラック・ホワイト・シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 約118.3×68×52.5mm 約429g(総重量) | 63.4x90x34.3 mm 211g(総重量) |
スペックを見て分かる通り名称こそは「PowerShot」シリーズと同じですが、内容は全く違う端末となっています。
端末の形状もPowerShot V1は通常のコンデジタイプに対してPowerShot V10
は縦長の形状をしており、路線が全く違うことがわかります。
ですがどちらも動画性能に特化した端末という事は共通しており、動画性能をさらに特化させ静止画性能も向上させたのがPowerShot V1という印象です。
PowerShot V1は即買い?評価は:卯月銀河視点
個人的にはPowerShot V1は即買い候補です。
理由としては1.4型センサーという大型センサーかつ小型コンデジだからです。
日常使いを想定したときに、小型な端末が良いというのがまず上がります。
更にメインカメラがフルサイズセンサー搭載機種を使用していることもあり、センサーサイズに開きがあると画質の差が気になってしまいます。
その点PowerShot V1は1.4型センサーというAPS-Cセンサーには及ばないものの、マイクロフォーサーズよりも大型のセンサー担っており、コンデジということを考えると非常に大きなセンサーとなっています。
また価格についても15万円を切る価格設定(予想価格)となっており、比較的手を出しやすいのもありがたいところです。
他の候補としてはフルサイズセンサー搭載のSONYのCyber-shot DSC-RX1RM2や、APS-Cセンサー搭載のRICOH GR Ⅲがありますが、価格面や発売時期なんかを比べても手に取りやすいかなと思っています。
なので1台目需要としても非常に高いのかなと考えています。
自分のように2台目需要としても非常に優秀なので、個人的な評価としては即買い候補の端末となります。
まとめ:動画も静止画性能もパワーアップした新型PowerShot V1が2025年4月下旬発売予定!
今回はCanonが2025年2月20日に1.4型の大型センサーを搭載したコンデジ「PowerShot V1」の発表をしたので紹介してきました。
同シリーズであるPowerShot V10よりも動画性能も静止画性能もパワーアップしより使いやすい端末に進化しています。
予想価格は148,500円となっており、2月26日10時より予約開始の4月下旬発売予定となっています。
1.4型の大型センサー搭載にも関わらず非常にコンパクトな端末に収まっているので、小型かつ高性能なコンデジを探していた人は是非チェックしてみてください!
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