【ブリッジカメラ】その特徴や意味、ネオ一眼との違いを解説。おすすめ機種も紹介

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こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。

「ブリッジカメラ」という名前を聞いたことはあるでしょうか。

今は名前はあまり聞かなくなりましたが、数十年前に登場したカメラの種類となります。

今回はそんな「ブリッジカメラ」に付いて解説していきます。

ブリッジカメラは今現在どうなってしまったのか知りたい、ブリッジカメラに興味がある方にはおすすめの記事です。

結論、ブリッジカメラは今も名前を変えて存在しています!

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ブリッジカメラとは

先に結論からお伝えすると、「ブリッジカメラ」とは「ネオ一眼」のことになります。

もう少し詳しく紐解くと、ブリッジカメラは1990年前後にはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の系統としてすでに登場していましたが、コンデジほど小型軽量ではなく、かといってレンズ交換式である一眼レフとも違うということで、新たなジャンルとしてブリッジカメラという名称が付けられたのが始まりでした。

その当時はL型のブリッジカメラであったり、縦型であったり平べったいような形であったりと、その形状は様々なものが存在していました。

ですがその後は徐々にその形も落ち着いていき、全てではありませんが、基本的な形として一眼レフのような形に落ち着きました。

更に今のネオ一眼とは違いズーム性能も機種によって様々で、すべてのカメラがズームに特化している、というものでもありませんでした。

それが次第にスマホなどにも押されていき、今ではズーム倍率に差はあれど、ズームに特化したカメラだけが生き残ったという歴史があります。

ちなみになぜブリッジカメラという名前かと言うと、コンデジと一眼レフの中間に位置するカメラということでコンデジと一眼レフの橋渡しということで、ブリッジカメラということになったそうです。

ブリッジカメラの特徴は

小型軽量のコンパクトデジタルカメラと、多様な機能をもつデジタル一眼レフカメラの中間に位置づけられるデジタルカメラとなっており、レンズ交換はできませんが、広角から望遠まで幅広くカバーするところ多いのが特徴です。

一台で何でもこなせるバランスタイプといった感じです。

更に最近の機種はほぼすべてが超望遠に対応しており、超望遠ズームレンズを備えたものは超望遠コンデジとも呼ばれています。

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ブリッジカメラとネオ一眼の違いは

ブリッジカメラとネオ一眼の違いについては名称や呼び名が違うだけで基本的にカメラとしては同一のものになります。

ですがいつからかネオ一眼という名称が定着し、ブリッジカメラという呼び方はどんどんされなくなりました。

なので最近ではブリッジカメラと呼ばれることは非常に少なく、一眼レフ・ミラーレスのようなコンデジ=ネオ一眼と認識している人のほうが多そうです。

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼との違いは

一眼レフ・ミラーレスと見た目がにていることで比較されることがありますが、その性能は全く違うものとなっています。

特に構造そのものが違い、一眼レフ・ミラーレスはレンズ交換ができるのに対して、ブリッジカメラはレンズ交換ができません。

その点が一眼レフ・ミラーレスとの決定的な違いとなります。

ブリッジカメラの名機、オリンパスLシリーズとは

ブリッジカメラが最も人気のあった時代にオリンパスのLシリーズがとても人気を博しました。

Lシリーズは7機種あり、L-1、L-2,L-3、L-10PANORAMA、L-20、L-30、L-5とありました。

一覧のURLは貼っておくのでぜひご確認ください。
※オリンパス Lシリーズ

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おすすめのブリッジカメラ6選

卯月銀河が選ぶおすすめブリッジカメラを6つ紹介したいと思います。

ブリッジカメラは前述でもお伝えしている通りネオ一眼の別名となり商品としては同一のものになります。

なので販売している店舗によってネオ一眼と書かれている可能性ありますが、ブリッジカメラと同一のものなのでご安心ください。

35mm(フルサイズ)換算、望遠(倍率)、画質などカメラ性能や特徴について順番に解説していきます。

LUMIX DC-FZ85D

LUMIX DC-FZ85Dは2024年7月26日に発売された、記事執筆時点(※2024年8月15日)で一番最新のブリッジカメラになります。

LUMIX DC-FZ85D光学ズーム倍率60倍になります。

デジタルズームも4倍まで可能となっています。

最終的な光学での焦点距離は3.58~215mmと表記上ではなり、35mm換算だと20~1200mmとなります。

更にマクロ撮影も可能なので寄った撮影にも対応しています。

最新の機種ということもあり、他の機種と比べて端子にtype-c端子を搭載していたりと最新ならではの機能も搭載されて使い勝手も良くなっています。

新しい機種ということはそれだけ現時点でのサポートも万全であったり、保証に関しても一番長く受けられると思うので、その点も非常に大きなメリットかなと思います。

LUMIX DC-FZ85D

Canon PowerShot PSSX70HS

2018年に発売したPSSX70HSですが、光学ズーム倍率は65倍となっています。

更にデジタルズームも4倍まで可能となっています。

最終的な光学での焦点距離は3.8~247mmと表記上ではなり、35mm換算だと21~1365mmとなります。

更にマクロ撮影も可能なので寄った撮影にも対応しています。

Canon PowerShot PSSX70HS

Nikon COOLPIX P950

2020年に発売されたP950は、光学ズーム倍率83倍のネオ一眼になります。

更にデジタルズームも4倍まで可能となっています。

最終的な光学での焦点距離は4.3~357mmと表記上ではなり、35mm換算だと24~2000mmとなります。

更にマクロ撮影も可能なので寄った撮影にも対応しています。

Nikon COOLPIX P950

Nikon COOLPIX P1000

2018年に発売されたP1000は、光学ズーム倍率125倍の今回紹介するブリツジカメラの中では一番高倍率になっています。

デジタルズームも4倍まで可能です。

最終的な光学での焦点距離は4.3~539mmと表記上ではなり、35mm換算だと24~3000mmとなります。

更にマクロ撮影も可能なので寄った撮影にも対応しています。

Nikon COOLPIX P1000

DC-FZ1000M2

2019年に発売されたDC-FZ1000M2は、光学ズーム倍率16倍になります。

デジタルズームも4倍まで可能となっています。

最終的な光学での焦点距離は9.1~146mmと表記上ではなり、35mm換算だと25~400mmとなります。

マクロ撮影も可能となっています。

今回紹介する中では一番ズーム倍率は低いものとなっていますが、なぜこれを勧めするかと言うと、センサーサイズが6機種中一番大きい1型を採用しているからです。

センサーサイズは大きければ大きいほど光を取り込める量が大きくなり明るい写真が撮影可能となります。

ズーム倍率がそこまで必要ないという場合であればセンサーサイズが大きいDC-FZ1000M2は十分おすすめできる機種となります。

LUMIX コンパクトデジタルカメラ DC-FZ1000M2

SONY(ソニー) Cyber-shot RX10IV

2017年発売のCyber-shot RX10IVは、光学ズーム倍率25倍の機種となります。

デジタルズームも4倍まで可能となっています。

最終的な光学での焦点距離は8.8~220mmと表記上ではなり、35mm換算だと24~600mmとなります。

デジタルズームは静止画撮影の最大で200倍まで行うことが可能です。

Cyber-shot RX10IVも光学ズーム倍率はどちらかと言えば低い方の機種となりますが、なぜおすすめなのかと言うとセンサーサイズが1型と大きく、更にF値が2.4と他のおすすめ機種と比べて低く設定されている点が挙げられます。

F値は数字が低ければ低いほど明るい写真を撮影することができ、更にボケ感の撮影も得意とします。

センサーサイズも1型と大きなものを搭載しているため、ズーム倍率がそこまで必要ないという方にはおすすめの選択肢だと考えています。

SONY(ソニー) コンパクトデジタルカメラ Cyber-shot RX10IV

おすすめブリッジカメラ、スペック比較一覧表

おすすめブリッジカメラで紹介した6機種を一覧表にまとめています。

是非他の機種と比較しながらチェックしてみてください。

機種名ズーム倍率焦点距離35mm換算(フルサイズ換算)発売日
LUMIX DC-FZ85D60倍3.58~215mm20~1200mm2024年
PowerShot PSSX70HS65倍3.8~247mm21~1365mm2018年
COOLPIX P95083倍4.3~357mm24~2000mm2020年
COOLPIX P1000125倍4.3~539mm24~3000mm2018年
DC-FZ1000M216倍9.1~146mm25~400mm2019年
Cyber-shot RX10IV25倍8.8~220mm24~600mm2017年

ブリッジカメラを一機種選ぶとしたら?:卯月銀河視点

最後に卯月銀河がブリッジカメラを選ぶとしたらこの一機種、ということで解説したいと思います。

個人的に一機種選ぶとしたら、Nikon COOLPIX P950を選ぶと思います。

理由としては、まず光学ズーム倍率が83倍と高く、35mm換算にすると2000mmまで撮影可能という点です。

自分は天体の撮影も時折行うので、ズーム倍率が高いに越したことはないと考えています。

広角側に関しては広いほうが良いなと考えつつも、自撮りをするときはスマホで済ましてしまう場合も多いため、今回はあまり重視をしていません。

それでも35mm換算で24mmなので十分自撮り方向も可能な焦点距離となっているのは嬉しいところです。

更に価格が10万円前後というのも比較的手を出しやすいところかなと感じています。

光学ズーム倍率だけを見ればNikon COOLPIX P1000のほうが125倍と高いですが、その分価格も大きく跳ね上がります。

唯一無二のズームではありますが3000mmが必ずしも必要かと考えたときに、「必ず」ではないなと感じ今回は値段も考慮したうえでNikon COOLPIX P950を選択しています。

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まとめ:ブリッジカメラ=ネオ一眼(コンデジ)、超望遠機種多数

今回はブリッジカメラの解説をしました。

今ではあまり名前を聞くことはなくなりましたが、今でもネオ一眼として活躍しています。

2024年にはネオ一眼の新機種である「LUMIX DC-FZ85D」も発売されているのでまだまだ注目のライナップとして注目しておく必要がありそうです。

超望遠という唯一無二の特徴も持っているので、望遠がほしいと思った際はぜひブリッジカメラ・ネオ一眼を一度手にとって見てください。

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