こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
フィルムカメラで使用することができる「フィルム」ですが、その中でも「リバーサルフィルム」という種類のフィルムを聞いたことはあるでしょうか。
ネガフィルムとは違い少し特殊なフィルムとなっているのですが、今回はそんな「リバーサルフィルム」に付いて解説していこうと思います。
フィルムに興味があるという方にはおすすめの記事です。
結論、リバーサルフィルムはネガフィルムとは異なりフィルムだけでも楽しめます!
リバーサルフィルムの特徴とは。ポジフィルム、スライドフィルムとの関係は
リバーサルフィルムは簡単に言うと撮影した写真の色がそのまま再現されるフィルムとなっています。
ラチチュード(ダイナミックレンジに相当)が狭く、撮影したフィルムがそのまま完成品となり露出補正などが難しいため、「撮影した写真の色がそのまま再現される」という感じになっています。
ですがその反面再現性や解像度はネガフィルムよりも評価は高く、デジタルカメラが普及の前ではプロカメラマンや写真家によって好んで使用されていた過去もありました。
ポジフィルム、スライドフィルムとの関係についてですが、実はこの2つの名称はリバーサルフィルムの別称となっています。
写真の色や明るさをそのまま再現することが可能なため、「ポジフィルム、日本語だと陽画フィルム」と呼ばれ、さらにスライドプロジェクターで使用されることもあり「スライドフィルム」とも呼ばれているというのがからくりです。
リバーサルフィルムとネガフィルムの違いとは
形状としてはリバーサルフィルムもネガフィルムも同じとなっています。
ただ明確な違いがあります。
- リバーサルフィルム:撮影した写真の色がそのまま写し出されるフィルム
- ネガフィルム:撮影した写真がの明暗や色が反転するフィルム
ネガを確認すると一目瞭然なのですが、ネガフィルムを見ると白黒になっていて写真自体も反転しており、それをプリントすることで色が出力し写真の反転もなくなります。
それに対してリバーサルフィルムはフィルムにすでに色がついており、反転もされておらず、その色、そのままの位置でプリントされます。
つまりリバーサルフィルムではプリントを行わなくても、どんな写真なのかフィルムで楽しむことが可能ということです。
フジフィルム 400 カラープリント用フィルム 36枚撮り 3本セット
販売メーカーはコダック?FUJIFILM?リバーサルフィルムはどんな種類とは
現在販売されているリバーサルフィルムには以下のようなものがあります。
基本的にはFUJIFILMとKodakから発売されています。
富士フイルム(FUJIFILM) リバーサルフィルム フジクローム Velvia 100
富士フイルム(FUJIFILM) リバーサルフィルム フジクローム PROVIA 100F
富士フイルム(FUJIFILM) リバーサルフィルム フジクローム Velvia 50
デジタルカメラの普及により今ではリバーサルフィルムも減少してしまいましたが、それでもなお販売されているのは一定の需要があるからとも考えられます。
価格は高い?安い?リバーサルフィルムの値段とは
結論、価格に関しては一つのフィルムとしては高騰しているのが現状です。
背景にはデジタルカメラの普及により、高騰せざるを得ないというのが現状だと思います。
価格的には販売しているショップにもよりますが、安くても3000円を超える価格というのが多いです。
ただこれらも日々変動する可能性は高いので注意が必要です。
大手ECサイトであるAmazon、楽天市場、Yahooショッピングでの販売ページを記載しとくので実際確認されてみてください。
リバーサルフィルム
リバーサルフィルムが使用できるカメラとは。おすすめカメラも紹介
基本的にフィルムのサイズはどれも同じで、フィルムが入るカメラであればどんなカメラでも撮影は可能となっています。
そんな中でも個人的なおすすめのフィルムカメラはRICOH PENTAX17です。
RICOH PENTAX17は2024年7月に発売されたフィルムカメラでフィルムカメラとしては非常に新しいカメラとなっています。
RICOH PENTAX17については一本の記事にしているのでぜひご覧ください。
フィルムカメラは他にOLYMPUS PENシリーズやオートボーイ、Canon・Nikonなどが発売していた一眼レフなどがありますが、それらは中古での販売がほぼであり、状態を良いものを探すというのも非常に大変です。
なので今からフィルムカメラを購入するのであれば、現代の技術も反映させたフィルムカメラである「RICOH PENTAX17」が非常におすすめです。
フィルムのデータ化・デジタル化するにはどうしたらいい?
フィルムをデータ化するには個人でもできますが、写真やアルバムをデジタル化してくれるサービスというのが存在しているのでそちらでデータ化をすると非常に楽に行うことができます。
個人的にまんてん録というデジタル化サービスがおすすめです。
まんてん録ではここでしかできない特徴も多数あり利用する価値は非常に高いのではないかなと感じています。
家に眠っているフィルムもデジタル化可能なのでこの機会に是非検討もされてみてください。
リバーサルフィルムの楽しみ方は:卯月銀河視点
個人的にはフィルムカメラも所持していて撮影も行うので非常に面白いフィルムで、ぜひほしいフィルムの一つです。
ただ扱いは非常に難しいフィルムというのも頭に入れて置かなければなりません。
ネガフィルムでの撮影だとプリントをする際にある程度色味の調整なども可能ですが、リバーサルフィルムではそうは行きません。
ですがそれが逆に味の出る写真ができあがると思うので使い方次第では非常に思い出深い一枚が出来上がると思います。
さらにフィルムに色がついているというのもかなりの特徴なので、そのフィルムを撮影する際の材料としても使用可能だと考えていて、背景に添えたり、そのままフィルムだけを撮影してみたりと様々な使い道も期待できるかなと思います。
富士フイルム(FUJIFILM) リバーサルフィルム フジクローム PROVIA 100F
【初心者でも上達可能】プロカメラマンやフォトグラファーから写真・カメラを学べる機会を紹介
誰かに教わるというのは、カメラを上達させるうえで非常に重要だと感じています。
そんな中で教わる人がプロのフォトグラファーやプロカメラマンだったとしたら、それにまさる指導者はいないと思います。
ぎんがのカメラブログではそんなプロに教わることができる教室やカメラ上達講座の紹介も行っています。
カメラの基本知識や撮影方法に加えて、プロならではの写真を撮影するコツやキーポイント、注意点なども学べるので是非プロからカメラを学んでみましょう!
【初心者カメラ教室】と併せてぜひ知識を蓄えていってください!
まとめ:フィルムだけでも楽しめるリバーサルフィルムで新しい撮影体験を
今回はリバーサルフィルムに付いて解説してきました。
デジタルカメラに押されて市場が縮小してしまっているフィルムですが、まだまだ楽しめると思っています。
リバーサルフィルムは一般的に使用されているネガフィルムとは違う側面がかなりたくさんあるので、デジタルともネガフィルムとも全く違う撮影体験ができると思います。
ぜひリバーサルフィルムで撮影をして今までは一線を画す撮影体験をしてみてください。
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