こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
今回は2025年2月24日(月)にSIGMAがSIGMA fp L以来のミラーレスカメラ、「SIGMA BF」を発表したので紹介します。
フルサイズのミラーレスカメラとなっていますが、見た目もスペックも非常に斬新なものとなっているので、新しいミラーレスカメラに興味のある方はぜひご覧ください。
結論、見た目もスペックも唯一無二のミラーレスカメラに仕上がってます!
SIGMA fp L以来4年ぶりの新機種!シグマ製フルサイズミラーレスカメラ「SIGMA BF」。その特徴とは
SIGMAは2025年2月24日(月)に新型ミラーレスカメラ、「SIGMA BF」を発表しました。
SIGMAのミラーレスカメラとしては2021年に発表された「SIGMA fp L」以来約4年ぶりの新機種となります。
SIGMA BFはフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラで、マウントにはLEICAやPanasonicも採用している「Lマウント」を搭載しており、Lマウント対応のレンズを所持していれば流用できるようになっています。
外観の特徴としてあげられるのが、アルミニウムインゴッドが採用された「継ぎ目のないボディ」です。
継ぎ目のないボディを実現するために7時間もの時間をかけてアルミニウムインゴッドから削り出しを行っているようです。
ちなみにSIGMA BFのコンセプトは「あらゆる要素をシンプルに削ぎ落しながら、撮影プロセスを限りなく自然な行為へと再構築した」とのことです。
さらにミラーレスカメラとしては初のハプティクス(Haptics)を採用しています。
ハプティクス(Haptics)は「触覚伝達」とのことを意味し、力や動きを加えることで感触フィードバックを与えるもので、クリックをシているような感覚を得ることができます。
有名なところだとiPhone 16eなどのiPhoneシリーズなどにも採用されています。
このハプティクスはSIGMA BFに搭載されている全てのボタン、ダイヤルに搭載されています。
ハプティクスは採用する理由としては「物理的な摩耗が起きず、正確かつ快適な押し心地で操作できる」とSIGMAが発表しています。
センサーはフルサイズ!Lマウント搭載の「SIGMA BF」のスペックとは。「BF」の意味も解説
今現在判明しているスペックをざっくり表にまとめました。
※記載のないスペックについては公式サイトも掲載しているのでそちらでご確認ください。
機種名 | Sigma BF |
マウント | Lマウント |
画素数(有効画素数) | 2530万画素(総画素) 2460万画素(有効画素) |
センサーサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~102400 拡張:6、12、25、50 |
シャッタースピード | 1/25600~30秒 |
連続撮影速度 | 8コマ/秒 |
モニター | 3.15型(インチ) 210万ドット |
記録メディア | 230GBの内蔵ストレージ |
その他の機能 | 防塵防滴 USB充電 バルブ撮影 6K29.97fps動画対応 USB3.2 Type-C USBストレージ対応 |
カラー | ブラック・シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 約130.1×72.8×36.8mm 約446g(総重量) |
スペックの最大の特徴は「230GBの内蔵ストレージ」が搭載されている点です。
内蔵ストレージのメリットとしてあげられるのは、SDカードやCFexpressのように接点がないため、接続の不備などによる不具合が起きない点です。
更に紛失によるリスクもなくなるため、使用条件によっては非常に有用な使い方がで切ると思います。
動画撮影も6K29.97fps動画まで対応しているため、動画性能も高スペックと言えます。
その他のスペックを見ても、USB3.2 Type-C、USB充電、防塵防滴などあると便利な機能を備えている機種に仕上がっています。
ちなみにSIGMA BFの「BF」とは「美しい愚かさ(Beautiful Foolishness)」の略だと山本和人社長が発言しています。
山本社長のコメントでは、「日本の研究者、岡倉天心が執筆した『茶の本』という古い本から引用したフレーズ」であるとしています。
SIGMA BFの性能はどう?SONY「α7C2」とCanon「EOS R8」とスペック比較
今回比較対象として選んだのは本体サイズが比較的近いかつ、フルサイズセンサー搭載の機種を採用しました。
具体的な機種はSONYのα7C2とCanonのEOS R8となります。
機種名 | Sigma BF | α7C2 | EOS R8 |
マウント | Lマウント | Eマウント | RFマウント |
画素数(有効画素数) | 2530万画素(総画素) 2460万画素(有効画素) | 3410万画素(総画素) 3300万画素(有効画素) | 2560万画素(総画素) 2420万画素(有効画素) |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~102400 拡張:6、12、25、50 | 100~51200 拡張:50~204800 | 100~102400 拡張:50、204800 |
シャッタースピード | 1/25600~30秒 | 電子:1/8000~30秒 メカニカル:1/4000~30秒 | 電子:1/16000秒、1/8000秒~30秒 電子先幕:1/4000秒~30秒 |
連続撮影速度 | 8コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 電子シャッター時:最高約40コマ/秒 電子先幕時:最高約6コマ/秒 |
モニター | 3.15型(インチ) 210万ドット | 3型(インチ) 103.68万ドット | 3型(インチ) 162万ドット |
記録メディア | 230GBの内蔵ストレージ | SD/HC/XCカード | SD/HC/XCカード |
その他の機能 | 防塵防滴 USB充電 バルブ撮影 6K29.97fps動画対応 USB3.2 Type-C USBストレージ対応 | シングルスロット 防塵防滴 手ぶれ補正 USB充電 タイムラプス バルブ撮影 HDMIマイクロ、USB Type-C Wi-Fi・Bluetooth4.2 4K60P動画対応 | シングルスロット 防塵防滴 タイムラプス バルブ撮影 HDMIマイクロ、USB Type-C Wi-Fi・Bluetooth4.2 4K60P動画対応 |
カラー | ブラック・シルバー | ブラック・シルバー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 約130.1×72.8×36.8mm 約446g(総重量) | 124×71.1×63.4 mm 約514g(総重量) | 132.5×86.1×70 mm 約461g(総重量) |
それぞれ特徴はありますが、やはりSIGMA BFの記録メディアが内蔵ストレージというのは唯一無二の性能かなと思います。
SIGMA BFのモニターがサイズもさることながら210万ドットということでほか2機種よりもきれいなことがわかります。
モニターがきれいに映るのは撮影した写真を確認する際にも非常に有効なため、きれいに映るのは非常に良い性能です。
シャッタースピードもSIGMA BFは非常に優秀で、1/25600まで早めることができるため日差しが強い中での撮影などにも重宝しそうです。
手ぶれ補正については今回比較した中だとα7C2にのみ搭載されていましたが、手ぶれ補正は三脚に固定などして撮影するときにはあまり必要のない機能とも言えるのでその分を省き、小型軽量な端末に仕上げたのかもしれません。
SIGMA BFの予約開始日・発売日は
SIGMA BFの発売日は2025年4月と発表されています。
まだ詳細な日付までは発表されていません。
予約開始日についてもまだアナウンスはなく、公式サイトで予約開始のボタンも設置はされていますがグレーボタンとなっていてクリックはできないようになっています。
予約開始日についても別途アナウンスがされる可能性があるため公式サイトの定期的なチェックが必要となりそうです。
SIGMA BFの価格は
公式オンラインショップでは385,000円との表記があります。
ただAmazonなどのECサイトでは独自の価格設定がされることもあるので、多少前後する可能性があるため要チェックです。
SIGMA fp Lとの関係性は
SIGMAの前モデルとしてSIGMA fp Lがありますが、SIGMA fp L
がSIGMA fp
の後継機だったことを考えると、次も後継機になるかと思いきや、名称に違いがあるように正当な後継機ということではなさそうです。
ただ外部ストレージに対応していたり、Lマウントを引き続き採用するなど、その性能の一部は継承しているようです。
ちなみにSIGMA fp LとSIGMA BFのスペック差は以下のとおりです。
機種名 | Sigma BF | SIGMA fp L |
マウント | Lマウント | Lマウント |
画素数(有効画素数) | 2530万画素(総画素) 2460万画素(有効画素) | 6240万画素(総画素) 6100万画素(有効画素) |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
ISO感度 | 100~102400 拡張:6、12、25、50 | 100~25600 拡張:6、12、25、50、51200、102400 |
シャッタースピード | 1/25600~30秒 | 1/8000~30秒 |
連続撮影速度 | 8コマ/秒 | 10コマ/秒 |
モニター | 3.15型(インチ) 210万ドット | 3.15型(インチ) 210万ドット |
記録メディア | 230GBの内蔵ストレージ | SD/HC/XCカード |
その他の機能 | 防塵防滴 USB充電 バルブ撮影 6K29.97fps動画対応 USB3.2 Type-C USBストレージ対応 | シングルスロット 防塵防滴 USB充電 バルブ撮影 4K30P動画対応 USB3.1 Gen1 Type-C、HDMIマイクロ 外部SSD対応 |
カラー | ブラック・シルバー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 約130.1×72.8×36.8mm 約446g(総重量) | 112.6×69.9×45.3 mm 約427g(総重量) |
SIGMA BFはどんな評価?:卯月銀河視点
個人的な評価は「斬新なスペックをした非常に面白いミラーレスカメラ」といった感じです。
内蔵ストレージやミラーレスカメラ初のハプティクスを搭載など、α7C2のような今までのミラーレスカメラとはひと味も蓋味も違うミラーレスカメラに仕上がっています。
見た目もアルミの削り出しを7時間行い、継ぎ目のないボディを採用などその本気度もすごいと感じます。
ただ少しネックなのが、価格が公式オンラインショップでは385,000円ということです。
同価格帯にはSONYのα7 IVなんかがありますが、スペックを比較すると少し劣ってしまう点も見られるためそのあたりをどのように捉えるかで評価も別れてきそうです。
ただ斬新なスペックや継ぎ目のないボディを考えると十分価値はあるかなと思いました。
まとめ:継ぎ目のないボディやハプティクスなど斬新な性能を搭載した唯一無二のミラーレスカメラ「SIGMA BF」。基本スペックも高め
今回は2025年2月24日発表された、継ぎ目のないボディやハプティクスなど斬新な性能をした「SIGMA BF」の紹介をしてきました。
斬新な性能もさることながら、Lマウント採用や6K30Pの動画撮影に対応など基本スペックも高めとなっているミラーレスカメラです。
予約開始日はまだアナウンスされていませんが発売日は2025年4月となっているため、どこかのタイミングで予約開始、もしくは正式な発売日がの発表があるかもしれません。
SIGMA BFが気になる方は公式サイトをチェックです。
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