【初心者カメラ教室】ズームレンズと単焦点レンズの違いと特徴とは。メリット・デメリットも解説

記事タイトル 【初心者カメラ教室】ズームレンズと単焦点レンズの違いと特徴とは。メリット・デメリットも解説 初心者カメラ教室
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こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。

レンズにはズームレンズと単焦点レンズの2種類があります。

それぞれ同じレンズという種類ではくくれますが、その性能は全く別のものとなっています。

今回はズームレンズと単焦点レンズの違いをざっくり解説していければと思います。

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ズームレンズと単焦点レンズをざっくり比較

ズームレンズと単焦点レンズをざっくり比較していきます。

ズームレンズ単焦点レンズ
ズーム
開放F値F2~F0.8~
ボケ感出しにくい出しやすい
サイズサイズが大きくなり重くなりがち軽量コンパクトが多め

ズームレンズと単焦点レンズの大きな違いは「ズームができるかどうか」これにつきます。

ズームレンズはレンズを回す、もしくは引き伸ばすことで焦点距離を自在に変更することができます。

対して単焦点レンズは焦点距離が固定されているので、焦点距離を変えたい場合はレンズを変更するか、撮影者自身が移動する、もしくは被写体が移動するという方法が必要となります。

これだけを見るとズームレンズのほうがよく見えますが、単焦点レンズにもズームレンズにはない特徴があります。

それが「開放F値が小さい」ことです。

開放F値は数字が小さければ小さいほど撮影する際に光を沢山取り込めるため、明るい写真を撮ることができます。

さらに被写界深度も浅くなり、ピントが合っている場所以外がボケるようになります。

対してズームレンズは開放F値は単焦点に比べると小さくありません。

なので単焦点と比べたときに、光を取り込む量が少なくなり暗くなってしまうことがあることと、被写界深度も少し深くなるためボケ感を演出するには工夫が必要となってきます。

では実際に両レンズともどんな特徴があるのか、どんなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。

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ズームレンズとはどんな特徴がある?メリット・デメリットとは

ズームレンズの特徴はズームができることです。

単純に聞こえますが非常に重要なことで、ズームができるということはレンズ一本で撮影の幅が広がるということです。

近くのものや広く撮りたいときには広角端を使用し、遠くのものを撮影したいときやアップで撮りたいときには望遠端を使用することができます。

更に望遠ができると近づきたくても近づけない環境下においても、まるで近くで撮影しているかのようにアップで撮影することが可能となります。

そんなズームレンズのメリットは主に以下のとおりです。

  • 遠くの被写体・風景を撮影したいサイズで撮影することができる
    └野鳥撮影や運動会、スポーツの撮影など近づきたくても近づけない環境というのは往々にしてあると思うので、そういった際でもズームを行うことができればまるで近くで撮影しているかのようにアップで撮影することが可能です。
  • 1本のレンズで撮影できる範囲が広い
    └単焦点であれば広角で撮りたいときと望遠で撮りたいときではレンズ交換をする必要がありますが、ズームレンズでは1本で完結できる場合が多く、付替えの手間や荷物を減らすのにも一役買ってくれています。

対してデメリットには以下のようなものがあげられます。

  • レンズやカメラ本体のサイズが大きく、重くなる傾向にある
    └ズーム倍率が大きくなるにつれて使用する部品の大型化や重量が増してくるため、持ち運びや保管が難しくなってきます。
  • 高価格になることがある
    └高倍率ズームや大三元・小三元レンズは使用する部品が大きかったり、より質の良い部品を使用することが多いため、高価格になる場合が多いです。
  • 画質の劣化がある
    └ズームを行えば行うほど画質が荒くなっていく傾向にあります。それは光学ズームでも多少起こりますが気になる程度の劣化はありません。デジタルズームの場合はより顕著に荒くなっていくのがわかります。
  • ボケ感が出にくい
    └ボケ感は開放F値の値が低い(F1.8など)と被写界深度が浅くなり、ピントを合わせた周辺のみにしかピントが合わず、それ以外の部分がボケます。ですがズームレンズではF値が低く設定されているものは少なく、ボケ感を出した撮影をすることが難しいです。

さらにズームにも種類が存在しており、それが「光学ズーム」と「デジタルズーム」になります。

以下がそれぞれの特徴になります。

  • 光学ズーム
    └レンズのズーム機構を使用する方式。画質の劣化が少ないことがメリットで、遠くの被写体・風景も近くを撮影した場合と同程度に撮影することができます。デメリットとして物理的な機構と使用するため、故障のリスクがあります。
  • デジタルズーム
    └画像の一部を拡大し、切り取ることで拡大表示をする方式。倍率が高くなるにつれて画質の劣化が顕著に現れてくるデメリットがあります。メリットとしては物理的な機構を使用しないため故障のリスクがないことがあげられます。

光学ズームのみで捉えられる場合は、光学ズームのみに抑えることで画質の劣化を極力防いだズームが可能となります。

それでも足りない場合は光学ズームとデジタルズームが併用できる場合が多く、画質は劣化しますがデジタルズームをすることでより遠くのものまでカメラで捉えることが可能となります。

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単焦点レンズとはどんな特徴がある?メリット・デメリットとは

単焦点レンズの特徴は開放F値が小さく、明るくボケ感のある写真が撮影できるところです。

ポートレートなどの撮影において、被写体を際立たせるためにも使用する「ボケ感」ですが、ボケ感はF値が小さければ小さいほど強く出てきます。

単焦点レンズは開放F値が小さく設定されているものが多く、ボケ感が演出しやすくなっています。

そんなズームレンズのメリットは主に以下のとおりです。

  • 明るい写真が撮れる
    └開放F値が小さく設定されているおのが多く、光を多く取り込めるので明るい写真を撮影することができます。
  • ブレを抑える効果が期待できる
    F値で明るさを確保できるため、シャッタースピードを早く設定でき、ブレを抑える効果が期待できます。
  • ボケ感が演出しやすい
    └開放F値が低いことで被写界深度が浅くなり、ボケ感の演出が吸いやすくなっています。
  • 解像感に優れている
    └構造がシンプルなため、解像度やシャープさに優れており画質が良い傾向にあります。
  • 軽量コンパクト
    └シンプルな構造なため、ズームレンズと比べると軽量コンパクトなレンズが多いです。

対してデメリットには以下のようなものがあげられます。

  • 焦点距離が固定
    └単焦点レンズはズーム機構がないため、最初から設定されている画角を変更することはできません。そのため画角を変更したい場合は自分自身が動くか、被写体が動く必要が出てきます。
  • レンズ交換が必要になる
    └広角で撮りたい場合や望遠で撮りたい場合など撮りたい画角が変わるたびにレンズ交換が必要となってきます。
  • 荷物が多くなる
    └レンズ交換が必要な場合、レンズを数本持ち運ばないといけないため荷物が増えることがあります。
  • レンズ・ボディ内にゴミが入る可能性が高まる
    └レンズ交換をする際にゴミや塵などが入り込む可能性があります。ゴミや塵は撮影にも大きく影響する場合があるので注意が必要です。

メリットばかりに目を向けるのではなく、デメリットにも目を向けてレンズ選びをする必要がありそうです。

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結局買うならズームレンズ?単焦点レンズ?

もしどちらを購入するのか迷ってしまったら、単焦点レンズを個人的にはおすすめします。

理由としては単焦点レンズのほうが解像度に優れていることが多く、画質の良い写真が撮りやすいからです。

写真を撮る理由として、きれいな写真を撮りたいというのは上位の理由に入ってくると考えています。

そんな時に自分の撮影した写真が少しでもきれいに写っていると、次へのモチベーションに繋がるのではないかなと思います。

さらに単焦点レンズはズームレンズと比べると上位モデルを除けば、安価に購入できる場合が多いのも単焦点レンズをおすすめする理由の一つです。

より画質の良い写真がより安価なレンズで撮れるのであれば、レンズを購入するハードルは下がると思います。

もちろん高価なレンズは高価なりの理由はありますが、安価なレンズがダメということではないので、もしも購入するレンズで迷ったら単焦点レンズの購入を検討してみてください。

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まとめ:ズームレンズと単焦点レンズの違いをマスターして自分の撮影にあったレンズ選択をしよう!

今回はズームレンズと単焦点レンズの違いやそれぞれの特徴、メリット・デメリットを解説してきました。

レンズ選びはミラーレスや一眼レフを購入する際には必ず通る道なので、その違いや特徴、メリット・デメリットは知っておくと今後に生きてくる知識だと思います。

撮影する環境によっては「ズームレンズは使いにくい、単焦点レンズのほうが小回りが効いて良い」や「単焦点では捉えきれないがズームをすることで遠くの被写体を撮影できる」など良いレンズにもなりえるし、どっちもデメリットが強くでてしまうこともあります。

自分がどんな撮影をしたいのか、どんな対象物を撮りたいのかを考えながら、最高のレンズを探してみてください。

では次回の初心者カメラ教室でお会いしましょう。

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