こんにちは!カメラ歴25年以上のカメラブロガー【卯月銀河】です。
「海や川でも気にせず使えるカメラがほしい」
「スマホとは違う、防水カメラならではのメリットはある?」
「WG-80やTG-7と比べて、PENTAX WG-90を選ぶ意味はある?」
PENTAX WG-90は、水深14mで連続2時間の水中撮影に対応し、1.6mの耐落下衝撃性能、-10℃の耐寒性能、100kgfの耐荷重構造を備えた防水コンパクトデジタルカメラです。
さらに、最短1cmまで寄れるマクロ撮影と6灯のLEDマクロ照明を搭載しているため、水遊びだけでなく昆虫・植物・小物・設備などを近距離から記録したい人にも特徴のある1台です。
一方で、4K動画やRAW記録、Wi-Fi転送には対応していません。
カメラを長く見ていると、新しい機種や高性能な機種が必ずしもその人にとって正解とは限らないと感じます。
WG-90も同じで、「写真を最高画質で残したい人」より、水・泥・砂を気にせず持ち出せることや、1cmマクロを手軽に使えることに価値を感じる人向けのカメラです。
なお、私はPENTAX WG-90の実機を所有おらず、本記事では、リコーイメージング公式情報、国内外の実機レビュー、購入者の口コミを分けて確認し、実際に使用したと誤認される表現は使わずに購入判断を整理しています。
まずは、PENTAX WG-90がどんなカメラなのか、特徴をざっくり整理しておきます。防水性能だけでなく、1cmマクロや光学5倍ズームまで備えているのがポイントです。

数字だけを見るとタフネス性能が目立ちますが、WG-90はマクロ撮影まで含めて使い道を考えると特徴が見えやすくなります。
ここから、どんな人に向いているのか詳しく見ていきます。
- PENTAX WG-90はどんな人におすすめ?
- PENTAX WG-90とは?
- PENTAX WG-90のスペック
- PENTAX WG-90のおすすめポイント3選
- PENTAX WG-90のデメリット3選
- WG-90の防水性能|使う前後の注意点
- WG-90の画質はどう?
- WG-90とスマホはどちらを選ぶ?
- 1cmマクロ・デジタル顕微鏡モード
- 動画性能
- PENTAX WG-90の口コミ・評判
- WG-90とWG-80の違い
- WG-90・WG-1000・WG-8・TG-7を比較
- PENTAX WG-90の価格
- WG-90を中古で買うときの注意点
- PENTAX WG-90がおすすめな人
- PENTAX WG-90をおすすめしない人
- PENTAX WG-90を買うべき?購入判断
- PENTAX WG-90のよくある質問
- まとめ|WG-90は「画質より使える場所」で選ぶカメラ
PENTAX WG-90はどんな人におすすめ?
WG-90は万人向けというより、使う場所や撮りたいものがはっきりしている人ほど選びやすいカメラとなっており、向いている人と、他機種も比較した方がよい人を先に整理しました。

海や川、マクロ撮影、現場記録が中心ならWG-90の特徴を生かしやすい一方、RAWや4K、スマホ連携を重視する場合は他機種も候補に入ります。
用途別に見る|PENTAX WG-90が向いている人
- 海・川・プール・キャンプなどで気軽に使えるカメラがほしい
- 昆虫や植物、小物を1cmマクロで撮影したい
- 6灯LEDを使って細かい部分を記録したい
- 建築・土木・設備点検など仕事でも使いたい
- 4K動画やRAWより、防水性能と扱いやすさを優先したい
- TG-7やWG-8より購入価格を抑えたい
WG-90以外の防水カメラも含めて検討したい方は、[防水コンデジ9機種を比較した記事]も参考にしてください。
他機種も比較したい人
- 暗所画質を最優先したい
- RAW現像をしたい
- 4K動画を撮りたい
- スマホへWi-Fiで写真を転送したい
- USB Type-Cにケーブルを統一したい
- 水深14mを超える本格的な水中撮影をしたい
WG-90は何でもできるコンデジではありません。
反対に、「防水+耐衝撃+1cmマクロ」という用途がはっきりしている人にとっては、現在でも検討する意味のあるモデルです。
PENTAX WG-90とは?
PENTAX WG-90は2023年12月8日に発売された、防水・防塵・耐衝撃性能を備えるコンパクトデジタルカメラです。
メーカー希望小売価格は66,000円(税別)で、リコーイメージングストアでは54,800円(税込)で掲載されています。
WGシリーズは以前「RICOH」ブランドで展開されていましたが、WG-90からPENTAXブランドへ変更されています。
前モデルのRICOH WG-80の後継にあたり、撮影性能やタフネス性能の多くを引き継いでいます。
WGシリーズでの位置づけ
現在の主なWGシリーズを大まかに分けると、
- WG-1000:価格を抑えたエントリーモデル
- WG-90:マクロ機能を備えたスタンダードモデル
- WG-8:20m防水や4K動画、GPSなどを備える上位モデル
という位置づけです。
単純に数字が大きいほどおすすめというより、何に使うかで選ぶシリーズと考えた方がわかりやすいでしょう。
PENTAX WG-90のスペック
| 項目 | PENTAX WG-90 |
|---|---|
| 有効画素数 | 約1600万画素 |
| 撮像素子 | 1/2.3型 CMOS |
| 焦点距離 | 約28〜140mm相当 |
| 光学ズーム | 5倍 |
| 開放F値 | F3.5〜F5.5 |
| ISO感度 | ISO125〜6400 |
| 最短撮影距離 | 1cmマクロ時 約1cm |
| 手ブレ補正 | 電子式 |
| 防水 | 水深14m・連続2時間 |
| 防塵 | IP6X準拠 |
| 耐衝撃 | 高さ1.6m |
| 耐寒 | -10℃ |
| 耐荷重 | 100kgf |
| 液晶 | 2.7型 約23万ドット |
| 動画 | フルHD 30fps |
| 記録メディア | SD/SDHC/SDXC |
| Wi-Fi | 非搭載 |
| USB | USB2.0 Micro-B |
| 撮影可能枚数 | 約300枚 |
| 重量 | 約194g(電池・SDカード含む) |

特に覚えておきたいのは、水深14m防水・約28〜140mm相当の光学5倍ズーム・約194gという点です。
無線LAN機能は搭載されていません。
PENTAX WG-90がおすすめな人や、他のリコー・ペンタックスのコンデジとの違いも確認したい方は、リコー・ペンタックスのカメラまとめ記事も参考にしてください。
(→ PENTAX WG-90を含むリコー・ペンタックスのコンデジを比較する)
PENTAX WG-90のおすすめポイント3選
1cmマクロと6灯LEDを標準で使える
WG-90で最も特徴的なのが、最短1cmまで寄れるマクロ撮影です。
レンズ周囲には6灯のLEDを配置し、明るさを5段階で調整できます。
付属するマクロスタンドを使えば、平らな場所で被写体との距離を約1cmに保ちながら撮影できます。
ここはスマホとの差を考えるうえでも面白い部分です。
最近のスマートフォンにもマクロ撮影機能はありますが、WG-90は、
- 1cmまで寄れる
- 被写体周囲をLEDで照らせる
- マクロスタンドが付属する
という「接写のための仕組み」がカメラ本体にまとまっています。
昆虫や植物だけでなく、
- コイン
- アクセサリー
- 模型
- 電子部品
- 細かな傷
- 設備点検
などを記録する用途とも相性が良いでしょう。
ITmediaの実機レビューでも、マクロスタンドを装着することで約1cmの距離を保ちやすく、薄い被写体を撮影する用途に向くと評価されています。
出典:ITmedia「PENTAX WG-90」実機レビュー・マクロ編
水深14m防水+耐衝撃性能を備えている
WG-90は水深14mで連続2時間の水中撮影に対応しています。
さらに、
- 1.6mの耐落下衝撃性能
- IP6X相当の防塵性能
- -10℃の耐寒性能
- 100kgfの耐荷重構造
を備えています。
海や川だけでなく、雨天の登山、キャンプ、雪の中、工事現場など、普通のカメラでは扱いに気を使う場面でも持ち出しやすいのが強みです。
ただし、ここは誤解したくないところで、リコーイメージングも公式FAQで、耐衝撃・防水試験は「無破損・無故障を保証するものではない」と明記しています。
また、落下や衝撃を与えた場合、その後の防水性能まで保証されるわけではありません。
「タフだから何をしても壊れないカメラ」ではなく、通常のカメラより厳しい環境を想定した構造を持つカメラと理解しておきましょう。
約28〜140mm相当の光学5倍ズームが使いやすい
WG-90は35mm判換算で約28〜140mm相当をカバーします。
超広角や超望遠ではありませんが、
- 風景
- 家族写真
- 水遊び
- 動植物
- 少し離れた被写体
まで、1台で比較的幅広く撮影できます。
防水コンデジは特殊用途だけに目が行きがちですが、28〜140mmという画角は普段のスナップでも扱いやすい範囲です。
光学5倍ズームと聞いても、どのくらい写る範囲が変わるのかイメージしにくいと思います。
約28〜140mm相当の違いを模式的に並べると、次のようになります。

広角側では風景を広く写し、望遠側では少し離れた被写体を大きく狙えます。
一方、Digital Camera Worldの実機レビューでは、デジタルズームは画質低下が目立つため、基本的には光学ズーム域を中心に使った方がよいとされています。
出典:Digital Camera World「Pentax WG-90 review」
PENTAX WG-90のデメリット3選
WG-90は特徴のはっきりしたカメラですが、購入前に知っておきたい弱点もあり、特に気になりやすいのは、次の3点です。

どれも用途によっては大きな問題になりませんが、暗所・RAW・4K・スマホ連携を重視する人は購入前にしっかり確認しておきたいところです。
暗所画質を重視するカメラではない
WG-90は1/2.3型センサーを採用し、レンズの開放F値も広角側F3.5です。
明るい屋外で使う分には大きな問題になりにくいですが、室内や夕方、暗い水中ではISO感度が上がりやすくなります。
ITmediaの実機レビューでも、高感度には弱さがあり、ハイライトが飛びやすく、階調についても余裕が少ないという評価がされています。
出典:ITmedia WG-90実機レビュー|高感度・画質編
Digital Camera Worldも、レンズの明るさや感度性能から深い水中など暗い環境には制約があると指摘しています。
出典:Digital Camera World「Pentax WG-90 review」
ここはWG-90の購入前に理解しておきたいポイントです。
防水カメラだから水中撮影に強い=暗い水中でも高画質、という意味ではありません。
暗所画質を重視するなら、広角端F2.0のレンズやRAW記録に対応するTG-7も比較した方がよいでしょう。
4K動画・RAW記録には対応しない
WG-90の動画はフルHD 1920×1080・30fpsが中心で、4K動画には対応していません。
動画・マーメードムービーの連続記録時間は1回25分までです。
また、Digital Camera WorldのレビューでもRAW撮影非対応が指摘されています。
出典:Digital Camera World「Pentax WG-90 review」
そのため、
- 本格的にRAW現像したい
- 動画編集を重視したい
- 4Kで記録したい
という人には、WG-90は第一候補になりにくいでしょう。
逆に、静止画をJPEGで記録し、海・川・現場で手軽に撮ることが中心なら、それほど大きな欠点にはなりません。
Wi-Fiなし・Micro-B端子
WG-90にはWi-Fiなどの無線機能が搭載されていません。
USB端子もUSB Type-CではなくMicro-Bです。
現在、スマホや多くのカメラでUSB Type-Cが一般的になっていることを考えると、ここは古さを感じやすい部分です。
撮影後すぐSNSへ投稿する使い方なら、Wi-Fi転送に対応したTG-7の方がスムーズです。
WG-90からスマホへ写真を移す場合は、SDカードリーダーを使う方法を考えておくとよいでしょう。
WG-90の防水性能|使う前後の注意点
WG-90を選ぶ大きな理由になるのが、防水・耐衝撃を中心としたタフネス性能で、公式仕様をまとめると、次のようになります。

ただし、これらは「何をしても壊れない」という意味ではありません。
水中で使う前のカバー確認や、使用後の洗浄など、基本的なメンテナンスは必要です。
WG-90を購入するなら、防水性能だけでなくメンテナンス方法まで知っておくことをおすすめします。
水深14m・連続2時間まで
公式仕様では、水深14mで連続2時間の水中撮影が可能です。
シュノーケリングや海水浴、プール、川遊びなどには十分使いやすい性能でしょう。
ただし、水深14mを超えるスキューバダイビングを前提とした機種ではありません。
海で使用した後は真水で洗う
リコーイメージングでは、海水が付着した場合、
- 電源を切る
- バッテリー/カードカバー・端子カバーが確実に閉じていることを確認
- 弱い水道水で流す、または真水に2〜3分つけ置き
- 十分に乾かす
という手入れを案内しています。
石鹸、中性洗剤、アルコールなどは防水性能を損なう可能性があるため使用しないよう案内されています。
防水パッキンは1年に1度の交換推奨
公式FAQでは、防水性能を維持するため、1年に1度の防水パッキン交換を推奨しています。
WGシリーズの防水メンテナンス料金は、2026年9月確認時点で12,100〜16,500円(税込)です。
これは中古購入を考える場合にも重要です。
本体が数千円安くても、防水性能を重視してパッキン交換を行えば、結果として新品との価格差が小さくなることがあります。
WG-90の画質はどう?
明るい屋外では十分使いやすい
公式作例では、ISO125〜200を中心に、風景や水中写真が掲載されています。
ITmediaの実機レビューでも、明るい環境では色鮮やかで良好な写りを確認しています。
Digital Camera Worldも、晴天の厳しい条件を含め、露出やAFについて好意的に評価しています。
出典:Digital Camera World「Pentax WG-90 review」
ここから見ると、WG-90は「最高画質を追求するコンデジ」というより、明るい場所で記録写真を安定して残す方向に向いたカメラと考えるのがよさそうです。
暗所ではスマホとの差を感じる可能性もある
現在のスマートフォンは複数枚合成や強力な画像処理によって、暗所でも明るく見える写真を作れる機種が増えています。
一方、WG-90は小型センサーとF3.5スタートのレンズなので、暗い室内などではノイズやディテール低下が目立ちやすくなります。
そのため、
「防水コンデジならスマホより画質が良い」
とは一概に言えません。
WG-90を選ぶ理由は、画質だけではなく、「スマホを持ち込みにくい水辺で撮れること、落下や泥を気にしにくいこと、1cmマクロ+LEDという専用機能を持つこと」にあります。
ここを間違えなければ、WG-90の立ち位置はかなり理解しやすくなります。
WG-90とスマホはどちらを選ぶ?
「最近のスマホが高性能なら、防水コンデジは必要ないのでは?」と感じる方もいると思います。
WG-90とスマホは、単純な画質の優劣ではなく、得意な使い方が違います。

日常撮影や共有のしやすさではスマホが便利ですが、水辺・泥・砂・1cmマクロといった場面ではWG-90ならではの強みがあります。
どこで撮るかを基準に考えると選びやすくなります。
「防水カメラを買わなくても、スマホで十分では?」と考える方もいると思いますが、画質だけを基準にすると、WG-90が必ずスマートフォンより上とは言えません。
最近のスマートフォンは、複数枚の画像を合成したり、暗部を自動補正したりと画像処理がかなり進化しています。
室内や夜景では、スマホの方が見栄えのよい写真になる場面もあるでしょう。
一方、WG-90にはスマホとは違う強みがあります。
| 比較 | PENTAX WG-90 | スマートフォン |
|---|---|---|
| 水中撮影 | 水深14m・連続2時間に対応 | 機種による |
| 落下を想定した構造 | 1.6m耐衝撃 | 基本的にはケース依存 |
| 1cmマクロ | ○ | 機種による |
| マクロ用LED | 6灯搭載 | 基本的になし |
| 光学ズーム | 5倍 | 機種による |
| 暗所の画像処理 | △ | 高性能機は得意 |
| 撮影後の共有 | SDカード等が必要 | ◎ |
| 雨・泥・砂のある環境 | ◎ | 気を使いやすい |
私なら、WG-90とスマホを「どちらの画質が上か」だけでは比較しません。
海や川へ入るとき、雨の中で撮るとき、砂や泥が付く場所へ持っていくときに、普段使っているスマートフォンをそのまま持ち込めるか。
ここがWG-90を選ぶかどうかの分かれ目だと思います。
普段の旅行や日常写真ならスマホで十分な人も多いでしょう。
反対に、「スマホを持っていきたくない場所でも写真を残したい」という目的があるなら、WG-90を別に用意する意味があります。
1cmマクロ・デジタル顕微鏡モード
WG-90らしさが最も出る機能のひとつが、1cmマクロと6灯LEDです。
仕組みを図にすると、被写体との距離やLEDの役割がわかりやすくなります。

ただ寄れるだけでなく、近距離で光を当てやすいことがWG-90の面白いところです。
ズーム中間域で最短1cmまで接近することができ、昆虫や植物だけでなく、小物や細部の記録にも使いやすい機能です。
さらにデジタル顕微鏡モードでは、近距離撮影とLED照明を組み合わせて小さな被写体を拡大できます。
6灯LEDが便利
近距離撮影では、カメラ本体や撮影者の影が被写体に入りやすくなります。
WG-90はレンズ周囲に6灯LEDを配置し、5段階で明るさを調整できます。
「影を完全に消す」というものではありませんが、被写体へ光を回しやすいのは通常のコンデジにはあまりない特徴です。
マクロスタンドも標準付属
マクロスタンドを平らな場所で使うと、被写体との距離を約1cmに保ちやすくなります。
昆虫など動く被写体では使い方を選びますが、
- コイン
- 紙
- 基板
- 傷
- 小物
- 模型
など静止した被写体には使いやすそうです。
個人的には、WG-90を単なる「海用コンデジ」として見るより、このマクロ機能まで使う人の方がWG-90らしさを生かせると感じます。
動画性能
WG-90の動画性能はシンプルです。
- フルHD:1920×1080 30fps
- HD:1280×720
- 120fpsハイスピード撮影に対応
- Movie SRによる電子式手ブレ補正
- 通常動画の連続記録:1回25分まで
水中でちょっとした記録動画を残す程度なら使えますが、本格的な動画撮影を目的に購入する機種ではありません。
4K動画が必要なら、WG-8またはTG-7を比較した方がよいでしょう。
PENTAX WG-90の口コミ・評判
価格.comで確認できるWG-90のユーザーレビューは2026年9月時点で3件と多くありません。
口コミは参考材料のひとつとして扱い、一部の評価だけで製品全体を判断しない方がよいでしょう。
そのうえで価格.comでは、
- 操作がわかりやすい
- タフカメラとして使いやすい
- 室内などでは画質に厳しさを感じる
- Micro-Bのままなのが残念
といった声が確認できます。
特にMicro-B端子については、専門メディアの実機レビューでも不満点として挙げられています。
良い口コミから見える傾向
口コミを見る限り、WG-90は、
- 操作のシンプルさ
- タフカメラとしての安心感
- 独特のデザイン
- 接写用途
を評価する人と相性が良さそうです。
悪い口コミから見える傾向
一方、
- 室内・暗所の画質
- 液晶の粗さ
- Micro-B
- 基本設計の古さ
は購入前に理解しておいた方がよいポイントです。
このあたりはスペック表だけを見てもわかりにくいため、価格だけで決めないことをおすすめします。
出典:価格.com「PENTAX WG-90 レビュー・評価」
WG-90とWG-80の違い
前モデルのWG-80から大きく進化したのか気になる方も多いと思います。
結論からいうと、主要な撮影仕様はかなり近い内容です。

そのため、WG-80とWG-90は性能差だけで決めるより、価格・在庫・保証・カラーまで含めて比較する方が現実的です。
ITmediaでもWG-90について「中身としてはWG-80とほぼ変わらない」と評価されており、防水14m、耐衝撃1.6m、耐荷重100kgf、耐寒-10℃などのタフ性能も共通しています。
カメラ Watchも、WG-90がWG-80の基本的な撮影性能とタフネスボディを継承していると報じています。
主な違い
| 比較 | WG-90 | WG-80 |
|---|---|---|
| ブランド | PENTAX | RICOH |
| カラー | ブラック・ブルー | ブラック・オレンジ |
| 防水 | 14m | 14m |
| 有効画素数 | 約1600万画素 | 約1600万画素 |
| 光学ズーム | 5倍 | 5倍 |
| 1cmマクロ | 対応 | 対応 |
| 6灯LED | 対応 | 対応 |
「基板まで完全に同一」とまでは公式情報から確認できません。
したがって、WG-90はWG-80から性能が大幅に進化したモデルというより、主要仕様を引き継ぎながらPENTAXブランドへ移行したモデルと考えるのが自然です。
WG-80を選んでもいい?
価格差が大きく、状態の良い新品在庫が見つかるならWG-80も候補になります。
2026年9月下旬の価格.com掲載では、WG-80が約3.9万円〜、WG-90が約4.1万円〜で、最安値同士の差は数千円程度です。価格差が小さい時期は、在庫状況や保証まで含めて比較した方が選びやすいでしょう。
差額が数千円程度なら、私はWG-90を選ぶ方がわかりやすいと思います。
反対に、中古や在庫処分でWG-80が大きく安ければ、性能差が少ないことを理解したうえでWG-80を選ぶ考え方もあります。
差額が数千円程度なら、私はWG-90を選ぶ方がわかりやすいと思います。
反対に、中古や在庫処分でWG-80が大きく安ければ、性能差が少ないことを理解したうえでWG-80を選ぶ考え方もあります。
WG-90・WG-1000・WG-8・TG-7を比較
WG-90だけを見て決めるより、同価格帯から上位モデルまで並べると、自分に必要な機能が見えやすくなります。

マクロと防水のバランスならWG-90、価格優先ならWG-1000、20m防水や4KならWG-8、RAWや無線通信まで求めるならTG-7という分け方がわかりやすいです。
| 項目 | WG-90 | WG-1000 | WG-8 | TG-7 |
|---|---|---|---|---|
| 有効画素数 | 約1600万 | 約1635万 | 約2000万 | 約1200万 |
| 光学ズーム | 5倍 | 4倍 | 5倍 | 4倍 |
| 焦点距離 | 28〜140mm | 27〜108mm | 28〜140mm | 25〜100mm |
| 広角端F値 | F3.5 | F3.0 | F3.5 | F2.0 |
| 防水 | 14m・2時間 | 15m・1時間 | 20m・2時間 | 15m |
| 耐衝撃 | 1.6m | 2.0m | 2.1m | 2.1m |
| 1cmマクロ | ○ | ×(最短5cm) | ○ | ○ |
| RAW | × | × | × | ○ |
| 4K | × | × | ○ | ○ |
| Wi-Fi | × | × | × | ○ |
| USB | Micro-B | Type-C | Type-C | Type-C |
Tough TG-7:OM SYSTEM公式
WG-1000は水深15m防水、2m耐衝撃に対応しますが、マクロは広角端で最短5cmです。
WG-8は水深20m、約2000万画素、4K動画、USB Type-C、GPSに対応します。
TG-7はF2.0のレンズ、RAW、センサーシフト式手ブレ補正、4K、Wi-Fi/Bluetoothに対応します。
WG-90がおすすめ
1cmマクロ、6灯LED、140mm相当までのズームを使いたい一方、WG-8やTG-7ほどの機能は必要ない人。
▶ PENTAX WG-90の現在価格を確認する
WG-1000がおすすめ
マクロ性能にはこだわらず、できるだけ予算を抑えて防水カメラを買いたい人。
WG-8がおすすめ
20m防水、4K動画、GPS、USB Type-Cなど、現場用途や水中撮影でWG-90より上の仕様が必要な人。
TG-7がおすすめ
暗所、RAW、Wi-Fi、4K動画、マクロ撮影の拡張性まで含め、写真・動画機能そのものを重視する人。
▶ OM SYSYTEM Tough TG-7の現在価格を確認する
この4機種は単純な上下関係ではありません。
WG-90は「防水+1cmマクロを手頃に使いたい」という場所にうまく収まっている機種です。
PENTAX WG-90の価格
2026年9月下旬の価格.com掲載情報では、WG-90の新品最安価格は約4.1万円台です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの価格は日々変動するため、本文では固定価格を断定せず、購入時に各ショップの在庫と総額を確認するのがおすすめです。
価格は常に変わるため、本記事では、
新品4万円台前半〜後半がひとつの目安
として考えるのがよいでしょう。
なお、2026年9月28日時点ではリコーイメージングの公式製品ページと公式ストアの商品ページを確認でき、公式ストアでは在庫が「残りわずか」と表示されています。
少なくとも公式の生産終了告知は今回の確認範囲では見つかっていませんが、在庫状況は今後変わる可能性があります。
比較すると、同時期の価格.comでは、
- WG-1000:約2.9万円〜
- WG-8:約5.4万円〜
- TG-7:約5.3万円〜
となっています。
WG-8やTG-7との差が1万円前後まで縮まっている場合は、WG-90だけを見て即決せず、必要な機能まで比較することをおすすめします。
WG-90を中古で買うときの注意点
WG-90を中古で買う場合は、価格だけで決めない方が安心です。
防水カメラは、一般的なコンデジ以上にパッキンやカバー周辺の状態が重要になります。

とくに水中撮影を目的にするなら、防水まわりの状態と販売店保証を優先して確認したいところです。
数千円の差なら、新品も含めて比較した方が結果的に安心な場合があります。
防水カメラは普通の中古カメラ以上に状態確認が重要です。
見るべきポイントは、
- バッテリー/カードカバー周辺
- 端子カバー
- 防水パッキン
- パッキン周囲の傷
- 金属部分の腐食
- レンズ面の傷
- バッテリー状態
- マクロスタンドの有無
です。
特に水没歴は外観だけでは判断できないことがあります。
リコーイメージングは1年に1回の防水メンテナンスを推奨しており、費用は12,100〜16,500円です。
そのため、中古価格が新品より1万円程度安いだけなら、個人的には保証のある新品も含めて比較した方が安心です。
WG-90は新品と中古のどちらがおすすめ?
WG-90は中古価格だけを見ると魅力的な個体もあります。
ただ、防水カメラについては普通のカメラ以上に「前の所有者がどのように使ったか」が重要です。
外観がきれいでも、水中で何度も使用されていたり、防水パッキンの状態が悪くなっていたりする可能性があります。
そのため私なら、
- 新品との差額が小さい → 新品
- 信頼できる専門店で状態・保証を確認できる → 中古も検討
- フリマなどで水中使用歴やパッキン状態が分からない → 慎重に判断
という基準で選びます。
特に水中撮影を目的にWG-90を購入するなら、数千円の価格差だけで中古を選ばず、防水性能を維持するためのメンテナンス費用まで含めて比較することをおすすめします。
PENTAX WG-90がおすすめな人
海や川で家族写真を撮りたい人
水辺でスマホを落としたり濡らしたりする心配を減らしたい人には向いています。
14m防水なので、海水浴やシュノーケリングなどでも使いやすいでしょう。
昆虫や植物を近くから撮りたい人
1cmマクロ+6灯LED+マクロスタンドはWG-90の大きな特徴です。
普通の写真より「近づいて観察する撮影」が好きなら、使い道が広がります。
建築・設備・点検など仕事で使いたい人
WG-90には国土交通省写真管理基準(案)令和3年版に適合するCALSモードがあります。
雨、泥、粉塵のある現場で記録写真を撮る用途とも相性がよいでしょう。
高画質より「持っていける場所」を重視する人
このカメラで一番大事なのはここだと思います。
画質だけなら、現在の高性能スマホやほかのカメラが有利になる場面はあります。
ただし、
「スマホを水中へ持っていきたくない」
「雨でも撮りたい」
「泥が付いても洗える方がいい」
「カメラの扱いに神経質になりたくない」
という場面では、WG-90の価値があります。
PENTAX WG-90をおすすめしない人
暗所画質を最優先する人
室内、夜景、暗い水中が中心なら、広角端F2.0のレンズやRAW記録に対応するTG-7なども比較してください。
RAW現像したい人
WG-90はRAW撮影向けのカメラではありません。
RAWを使いたいならTG-7が候補になります。
動画を本格的に撮りたい人
4K非対応なので、YouTubeやVlogを主目的にするなら別機種をおすすめします。
スマホ連携を重視する人
Wi-Fi非搭載です。
撮ってすぐスマホに送りたいなら、WG-90は少し不便です。
USB Type-Cに統一したい人
WG-90はMicro-Bです。
WG-8、WG-1000、TG-7はUSB Type-Cに対応しています。
PENTAX WG-90を買うべき?購入判断
ここまでの内容を踏まえて、WG-90が自分に合うかを簡単に判断できるようフローチャートにまとめました。

私ならWG-90を選ぶ理由は「1600万画素だから」ではなく、14m防水と1cmマクロ、6灯LEDを4万円台で1台にまとめられることに置きます。
逆に、この3つをほとんど使わないなら、WG-90だけに絞る必要はなく、WG-1000・WG-8・TG-7まで広げて比較した方が選びやすいです。
スペック表でどちらが上かではなく、「自分がどこで何を撮るか」で選ぶ方が後悔しにくいカメラです。
PENTAX WG-90のよくある質問
WG-90とWG-80の違いは?
主要な撮影性能やタフネス性能はほぼ共通しています。WG-90ではブランドがRICOHからPENTAXへ変わり、カラー展開なども変更されています。
水深何mまで使える?
水深14m、連続2時間までの水中撮影に対応します。
1cmマクロは使える?
ズーム中間域で最短1cmまで寄れます。
LEDライトは何灯?
レンズ周囲に6灯あり、マクロ照明は5段階で調整できます。
RAW撮影できる?
RAWを前提とした撮影には対応しておらず、Digital Camera Worldの実機レビューでもRAW非対応とされています。
出典:Digital Camera World「Pentax WG-90 review」
4K動画は撮れる?
4Kには対応していません。最高解像度はフルHDです。
Wi-Fiは使える?
無線機能は搭載されていません。
USB Type-Cですか?
USB2.0 Micro-Bです。
海で使った後はどうする?
カバーを確実に閉じた状態で、水道水で流すか真水に2〜3分つけ置きします。
防水パッキンは交換が必要?
メーカーは防水性能維持のため1年に1度の交換を推奨しています。
WG-90は落としても壊れませんか?
壊れないことを保証するものではありません。1.6mの落下試験をクリアしていますが、メーカーも無破損・無故障を保証していないと明記しています。
CALSモードはありますか?
あります。国土交通省写真管理基準(案)令和3年版に適合しています。
撮影可能枚数は?
CIPA基準で約300枚です。使用環境によって変わります。
TG-7とどちらがおすすめ?
防水+1cmマクロをできるだけ安くまとめたいならWG-90、RAW・4K・Wi-Fi・明るいF2.0レンズまで求めるならTG-7を比較すると選びやすいです。
2026年現在でも買う価値はある?
あります。ただし万人向けではありません。
防水性能、耐衝撃性能、1cmマクロを重視する人には現在でも特徴があります。一方、RAW、4K、Wi-Fi、USB Type-Cを重視する人は他機種も比較した方がよいでしょう。
WG-90は生産終了していますか?
2026年9月28日時点では、リコーイメージング公式製品ページと公式ストアの商品ページを確認できます。今回確認した範囲では公式の生産終了告知は見つかっていません。ただし、公式ストアでは在庫が「残りわずか」と表示されているため、購入時には最新の販売状況を確認してください。
まとめ|WG-90は「画質より使える場所」で選ぶカメラ
最後に、PENTAX WG-90をどんな基準で選べばよいか、この記事の結論を1枚にまとめます。

PENTAX WG-90は、水深14m防水、耐衝撃、1cmマクロ、6灯LEDを備えた防水コンパクトデジタルカメラで、水辺やアウトドアへ気軽に持ち出し、1cmマクロまで楽しみたい人なら、今でも選ぶ理由があります。
一方で、
- 1/2.3型センサー
- 4K非対応
- RAW非対応
- Wi-Fi非搭載
- Micro-B
など、現在のカメラとして見ると古さを感じる部分もあります。
だからこそ、WG-90はスペックだけを横並びにして選ぶカメラではありません。
「水や泥を気にせず撮りたい」
「昆虫や植物、小物を1cmまで寄って撮りたい」
「現場用に気兼ねなく使えるカメラがほしい」
こうした目的があるなら、WG-90を選ぶ理由はしっかりあります。
反対に、暗所画質、RAW、4K動画、スマホ連携まで求めるなら、TG-7やWG-8へ予算を上げた方が満足しやすいでしょう。
私がWG-90を選ぶか判断するなら、まず「何画素あるか」ではなく、このカメラをどこへ持っていき、何を撮りたいかから考えます。
それがWG-90で後悔しない、一番わかりやすい選び方だと思います。
PENTAX WG-90が自分の用途に合っていると感じた方は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで現在の価格と在庫を比較してみてください。
▼実際の商品ページで価格・在庫を確認










