【初心者カメラ教室】ISO感度の仕組みとノイズが出る理由とは

記事タイトル 初心者カメラ教室
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【初心者カメラ教室開講!】

こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。

カメラを始めたばかりの頃って色々調べたりもするけど、よくわからない単語が多く出てきて逆に混乱してしまうことないですか?

基本的な説明は行いますが小難しい言葉は程々にして、身近にある別のものに例えてみたりしてわかりやすい解説を行っていきます

今回はISO感度についてです。

ISO感度がなにか知りたい方、ISO感度を設定するとどう変わるのか学びたい方などにおすすめです。

ISO感度はどんなカメラでも搭載されている機能なので知っておいて損はないと思います。

知らない人はココで学んで、知っている人はより理解を深めて、久しぶりの人は改めて確認を行っていきましょう。

では解説スタートです。

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ISO感度とは

読み方はISO感度(いそかんど)と読みます。

ISO(いそ)とだけ呼んだり、「感度」とだけで呼んだりすることもあります。

たまにISO(アイエスオー)と呼ぶ人も見かけます。

呼び方は少しずつ違いますが全て同一のものを指しています。

ISO感度という文字はよく見るけどなんて読むかふわっとしていた方はぜひここで覚えてもらえればと思います。

さてそんなISO感度ですが、ISO感度とはカメラが光をとらえる能力を表す値のことを指します。

ISO感度の数字は基本100から始まり、125、160,200と伸びていき、大きいものでは51200や拡張まで含めると204800まであげられたりもします。

ですがこのISO感度の数字の幅はカメラの機種よっても異なるので、必ずしも204800まであげられるというものではないので注意が必要です。

例えばSONYのa7c2では標準で51200までで拡張だと204800、同じくSONYのα7R Vだと標準で32000までとなっており、拡張を使えば102400までとなっています。

ここで少しだけ詳しく説明すると、カメラは撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理を行います。

ISO感度を上げると電気信号も増幅するということになります。

電気信号を増幅させると光が少ない量で適正露出となります。

つまりISO感度を上げていくと、F値シャッタースピードを操作しなくても単純に明るい写真が撮れるようになり、ISO感度を低い設定にすると光を抑えることができます。

じゃあISO感度は上げ下げするだけで光を調整できる便利機能だね!

ですがそこで登場するのがノイズです。

次はISO感度が低いとどうなるのか、高いとどうなるのかをノイズについても交えながら解説をしていきます。

ISO感度が低いとどうなるのか

結論、ISO感度が低いとノイズが小さく画質の良い写真が撮影できるようになります。

少しだけ詳しい話をすると、ISO感度を低く設定していると電気信号も少ない量ですみます。

電気信号がノイズに大きく影響してくるため、単純に電気信号が少ない量ですむということはノイズも少なくなるということになります。

じゃあISO感度はずっと一番低いままが最強だね!

ずっと低いまんまで撮影できるのが画質的には良いとは思いますが、そこには欠点もあります。

ISO感度が低いと撮影素子にあたった光の増幅量が少ないため暗い写真になってしまいます。

なぜそれが起こるかというと、ISO感度が低いと電気信号も少ないためにそうなります。

撮影素子に当たった光を電気信号に変換して処理を行いますが、ISO感度が低いとその電気信号が少ないため、撮影素子に当たった光の変換量も少ないという形になります。

ただそこはF値シャッタースピードで調整は可能なので、画質の優先なのか、ボケ感の優先なのか、ピントを合わせたいのが優先なのかで調整することは可能です。

ですが小難しい話は一旦置いておいてここでは、ISO感度が低いとノイズが小さく画質のいい写真が撮影できる、ということをまずは抑えておきましょう。

ちなみにISO感度には拡張感度というものが最近の機種には備わっていて、100より低い数字まで行くことが可能な機種もあります。

例えば2023年10月発売のa7c2では拡張感度が使用できます。

ですが2019年2月に発売したa6400では拡張感度は搭載されていません。

買う年代や機種によって異なるので注意が必要です。

ISO感度が高いとどうなるのか

結論、ISO感度が高いとノイズが乗るが明るい写真を撮ることできるようになります。

どういうことかというと、ISO感度を高くすれば’電気信号も増幅されていきます。

撮影素子に当たった光を電気信号に変えて処理を行うため、その電気信号が増幅されている状態だと光を増幅させるとの同じということになります。

そのため、電気信号が増幅されるISO感度が高い状態だと明るい写真が撮れるということです。

じゃあずっと高く設定しているのが一番いい?

やはりそういうことはなく、そこにも欠点が存在します。

ISO感度を高くすると、前述した通り電気信号も増幅されます。

その電気信号の増幅がノイズの原因となっています。

つまり、ISO感度を高くすればするほど電気信号も上がり、ノイズも増えていくというわけです。

撮った写真がざらついていた、なんて経験はないでしょうか。

それがノイズです。

カメラの機種や種類によってノイズの大きさは異なりますが、ISO感度を高くするとノイズが発生するというのはどのカメラも共通しています。

いろんな難しい単語をご紹介はしましたがまずはここで、ISO感度が高いとノイズが乗るが明るい写真を撮ることできる、これを抑えておきましょう。

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ISO感度で迷ったらどうしたらいい?

ISO感度で迷ったら、できるだけ低い数字にする、これを覚えておけばいいと思います。

単純にISO感度は数字が低いほうが画質が良いと捉えていいと思うので低く保てるのであればそれがいいかなと思います。

F値シャッタースピードとの兼ね合いも見ながら設定してみるのもいいですね。

あとはノイズに関してですが、これも一概には言えませんが、一度いろいろなISO感度を試してみて、自分がどの程度のノイズまでは受け入れられるかを試してみるのもオススメです。

機種によってノイズの入り方が違ったり、640が限界という人もいれば6400までは全然余裕という人もいると思います。

また、撮影する環境によってもノイズの入り方は異なってきます。

ご自身の目で、その場の環境とご自身が納得の行く最適なISO感度を見つけて設定をしてみてください。

カメラ設定 ~ISO AUTOモード~

ISO感度にはAUTOという設定があります。

これはISO感度をカメラ側が他の設定にも合わせながら勝手に設定しちゃうよ!といった便利な機能になります。

マニュアルモードでも使えるし、絞り優先モードやシャッタースピード優先モードでも使えたりします。

目安がわからなかったり、とにかくISO感度に迷ったら一度試してみるのもいいと思います。

その際に、このF値ならISO感度はこうなったとか、シャッタースピードを早くするとISO感度はここまで変化する、のように設定の参考にしてみるのもありだと思います。

そうすることで目安がわかったり、自分の望んだ画質や写真に近づけるかもしれません。

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まとめ:ISO感度を知って満足の行く写真を撮影しよう

今回はISO感度について解説してきました。

撮影素子や電気信号など難しい単語も出てきましたが、正直そんなに血眼になって覚える必要はないかなと思います。

誰かに説明する際には知っておくと便利だと思いますが、実際に撮影において「撮影素子が~」などということはほぼないと思うので覚えられそうなら覚える、難しそうならふわっと名前だけ見ておくでいいと思います。

知識で写真を撮るわけではないと思っているので。

ただISO感度について知っていれば、なぜ写真がざらつくのかや、その対応方法をスムーズに解決して自分の望んだ写真を撮影することができると思います。

ISO感度は低くするとノイズが小さくなり画質のいい写真を撮影することができる。

ISO感度を高くするとノイズは発生しやすくなるが明るい写真を撮影することができる。

今回はこの2点を抑えておきましょう!

では次回の初心者カメラ教室でお会いしましょう。

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