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こんにちは!卯月銀河(@gingacamera)です。
「マイクロフォーサーズ」という名前を聞いたことはあるでしょうか。
フルサイズやAPS-Cと並ぶセンサーの一つで、市場に出回っている機種も非常に多い種類になります。
今回はそんなマイクロフォーサズ搭載のミラーレス一眼を8機種紹介したいと思います。
マイクロフォーサーズ搭載のミラーレス一眼に興味がある方には特におすすめの記事です。
結論、他のカメラにはない特徴を持ったカメラが多数あるのがマイクロフォーサーズ機!
- マイクロフォーサーズ「4/3型」(17.3mm×13.0mm)とは。焦点距離はフルサイズの2倍!
- センサーサイズについて
- マイクロフォーサーズ搭載カメラの特徴とは。サイズにメリットあり!
- おすすめのマイクロフォーサーズミラーレス8選。画素数、シャッタースピード、連写性能などのスペックに加え価格や本体サイズも解説!
- おすすめ機種のスペック比較一覧表
- もしマイクロフォーサーズミラーレスを買うならこの一台:卯月銀河視点
- 2025年のマイクロフォーサーズ搭載ミラーレスの現状は。SONY・Canon・Nikon・PENTAXなどでの発売の可能性は?
- マイクロフォーサーズ搭載ミラーレスの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
- 【センサーサイズ別・種類別】おすすめカメラまとめ
- まとめ:オープン規格のマイクロフォーサーズは魅力の塊!使いこなして他では撮れない写真を撮ろう
マイクロフォーサーズ「4/3型」(17.3mm×13.0mm)とは。焦点距離はフルサイズの2倍!
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マイクロフォーサーズは主にPanasonicとOM SYSTEM(旧OLYMPUS)の2社が採用しているミラーレス一眼用のマウント・センサーサイズになります。
もともとはオリンパスとコダックによって提唱された「フォーサーズ」が元となっています。
名前の由来は4/3型のイメージセンサー(フルサイズの1/2)を使用しており、画像のアスペクト比が4:3と合わせて「フォーサーズ」という名前がつけられたと言われています。
その後2008年にフォーサーズの拡張規格として、PanasonicとOLYMPUSによって「マイクロフォーサーズ」発表されました。
マイクロフォーサーズの名前の由来は拡張規格のもととなったフォーサーズからきています。
マイクロフォーサーズの特徴はフルサイズやAPS-Cよりもセンサーが小型な分、カメラボディーが小型化できるという点です。
更にセンサーが小型な分省電力性に優れていたり、それに付随して長時間の動画に向いていたり複数のメリットがあります。
さらにマイクロフォーサーズはオープン規格であるためメーカーの枠を超えてレンズを装着することが可能です。
つまりPanasonicのマイクロフォーサーズマウントのレンズをOM SYSTEM(旧OLYMPUS)のカメラに装着、OM SYSTEMのマイクロフォーサーズマウントのレンズをPanasonicのカメラに装着可能ということです。
他にもSIGMAなどのレンズメーカーが「マイクロフォーサーズマウント」でレンズを発売しており、Panasonicのマイクロフォーサーズ機でもOM SYSTEMのマイクロフォーサーズ機でも装着することが可能なのです。
カメラを乗り換える際にこの2社での乗り換えであればレンズがすべて引き継げる点は非常に優位だと思います。
ちなみにマイクロフォーサーズはフルサイズ換算(35mm換算)だと2倍の焦点距離となります。
センサーサイズについて
マイクロフォーサーズはフルサイズ換算(35mm換算)で約2倍の焦点距離ですが、センサーサイズは大きさによってその性能は変わってきます。
センサーサイズの違いについては過去の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
マイクロフォーサーズ搭載カメラの特徴とは。サイズにメリットあり!
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マイクロフォーサーズ搭載カメラの最大の特徴は高画質と小型軽量の両立をしている点だと思います。
センサーサイズこそフルサイズやAPS-Cよりも小型ではありますが、必要十分に光を取り込むことができ高画質な写真や動画の撮影が可能だったり、センサーサイズそのものが小さい分小型軽量の端末に仕上げることが可能となっています。
更に筐体を大きくすることで重くはなりますが機能をその分詰め込むことができるという選択肢を持っているのも大きな点かなと思います。
更にオープン規格なため、汎用性が高かったり運用のしやすさが合ったりと、番勝手が良いところも特徴としてあげられます。
おすすめのマイクロフォーサーズミラーレス8選。画素数、シャッタースピード、連写性能などのスペックに加え価格や本体サイズも解説!
今回紹介するおすすめのマイクロフォーサーズミラーレスは8機種あります。
- LUMIX GH7
- LUMIX GH5 Ⅱ
- LUMIX G99M2
- OM-1 Mark Ⅱ
- OM SYSTEM OM-3
- OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ
- OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTRO
- OM SYSTEM OM-5
メーカー別で見ると、Panasonicが3機種、OM SYSTEMが5機種となっています。
各おすすめ機種のスペックや特徴について順番に解説していきます。
※価格については日々変動の可能性があるため、あくまで参考としてご覧ください。
LUMIX GH7
おすすめ1機種目は、LUMIX GH7になります。
発売日は2024年7月26日となっており、Panasonicが2024年に発売した唯一のマイクロフォーサーズ機となります。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | GH7 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2520万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 100~25600 拡張:50 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | メカシャッター/電子先幕時:14(AFS/MF)コマ/秒 電子シャッター時:75(AFS/MFのみ)コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 184万ドット チルトフリーアングル |
ファインダー(倍率) | 有機EL(OLED)LVF(1.6倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード CFexpressカードTypeB ダブルスロット(CF/SD) |
インターフェース | USB3.2 Type C、HDMI |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 8K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth5.0 Apple ProRes RAW HQの内部記録を実現 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 138.4×100.3×99.6 mm、約805g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約277,000円 |
全体的に隙がないスペックだと思います。
防塵防滴、手ブレ補正、8K30P動画対応、Bluetooth5.0、Type-C(USB3.2)など2024年発売する機種にはふさわしい機能がふんだんに詰め込まれています。
中でも記録メディアにCFexpressカードTypeBを採用しているのもとても大きく、大容量の動画などの保存も素早く行うことが可能です。
マイクロフォーサーズ機でCFexpressカードTypeBを採用している機種は少ないため、これだけでもGH7を選ぶ勝ちはあると思います。
さらにApple ProRes RAW HQの内部記録を実現をしている点も非常に優秀で、これは他の機種ではなかなか真似のできないためかなりのメリットかなと思います。
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LUMIX GH5 Ⅱ
おすすめ2機種目は、LUMIX GH5 Ⅱになります。
発売日は2021年6月25日となっています。
基本的なスペックは下記のとおりです。
機種名 | GH5 Ⅱ |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2033万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 200~25600 拡張:100 |
シャッタースピード | 電子:1/16000~60秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | メカシャッター/電子先幕時:約12(AFS/MF)約9(AFC)コマ/秒 電子シャッター時:約12(AFS/MF)約7(AFC)コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 184万ドット フリーアングル |
ファインダー(倍率) | 有機EL(OLED)LVF(1.52倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.1 Type C、HDMI |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 6K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 138.5×98.1×87.4 mm、約727g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約123,499円 |
2021年発売ということで2025年現在だと価格が10万円代前半で購入することが可能な機種となっています。(※2025年5月現在)
その価格でダブルスロットを搭載しているのはかなりのメリットかなと思います。
ダブルスロットを使用することで、RAW+JPEGでの撮影を行った際にファイルの棲み分けを簡単にできたり、動画と静止画という分け方をしたりファイル管理がとても便利に行うことができます。
さらに同じファイルを同時に記録しておくことでバックアップの役割を果たすことも可能となっています。
その他のスペックに目を向けても、モニターがフリーアングルを始めとし、防塵防滴、手ぶれ補正、USB給電、6K3P動画対応などコストパフォーマンスにおいても非常に優れた機種と言えます。
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LUMIX G99M2
おすすめ3機種目は、LUMIX G99M2になります。
発売日は2025年2月20日となっており、今回紹介するPanasonicのマイクロフォーサーズカメラの中で一番新しいカメラとなっています。
基本的なスペックは以下のとおりです。
機種名 | G99M2 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2030万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 CMOS |
ISO感度 | 200~25600 拡張:100 |
シャッタースピード | 電子:1/16000~1秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカニカル:1/4000~60秒 |
連続撮影速度 | 約9コマ/秒(AFS/MF時)、約6コマ/秒(AFF/AFC時) |
モニター | 3型(インチ) 184万ドット フリーアングル |
ファインダー(倍率) | 有機EL(OLED)LVF(1.48倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | USB Type-C、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正機構 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 内蔵フラッシュ Wi-Fi Bluetooth5.0 デジタルズーム2倍/4倍 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 130.4×93.5×77.4 mm、約530g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約95,778円 |
G99M2の最大の特徴はマイクロフォーサーズミラーレスにも関わらず、デジタルズームが使えるという点です。
ミラーレス一眼カメラは基本的にカメラ本体側にズーム機能を搭載していないことがほとんどですが、G99M2は2倍/4倍のデジタルズームが行えるということで唯一無二のスペックと捉えても良いかなと思います。
その他のスペックを見てみると、防塵防滴や手ブレ補正機構、内蔵フラッシュなど撮影の際にあると便利な機能は搭載しつつ、重量が約530gと今回おすすめするマイクロフォーサーズ機の中では3番目の軽さを誇っています。
それでいて価格が公式ストアでも99,000円と非常に手の出しやすい価格に収まっています。
動画録画時間についても「無制限記録」が可能となっており、記録時間を機にすることなく録画し続けることが可能となっています。
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OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱ
おすすめ4機種目は、OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱになります。
発売日は2024年2月23日となっており、OM-1シリーズの最新機種となっています。
基本スペックは以下のとおりです。
機種名 | OM-1 Mark Ⅱ |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 80~25600 拡張:102400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約10コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約20コマ/秒 静音・プロキャプチャー(SH1):約120コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 162万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.65倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K60P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.8×91.6×72.7 mm、約599g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約254,000円 |
全体を通して見て、OM-1 Mark Ⅱはフラッグシップモデルにふさわしく隙がないスペックだと感じます。
その中でも個人的にメリットに感じるのはISO感度が標準で80まで下げられることかなと思います。
晴天の日中では様々な調整をしても白飛びしてしまうようなそんな過酷な環境での撮影を行うこともあります。
そんなときにISO感度が80に下げられると、少しでも明るさ調整の幅が広がるのでかなりのメリットだと言えます。
さらに重量が約599gとダブルスロットや防塵防滴、手ぶれ補正搭載など多機能であるにも関わらずこの重量に収まっているのは非常に魅力的です。
モードが限定されますが、連写性能が最大で約120コマ/秒に対応しているのも連射を多用するユーザーにとっては非常に嬉しい機能となっています。
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OM SYSTEM OM-3
おすすめ5機種目は、OM SYSTEM OM-3になります。
発売日は2025年3月1日となっており、今回おすすめするマイクロフォーサーズ機の中では一番最新機種となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
機種名 | OM-3 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 80~25600 拡張:102400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約6コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約20コマ/秒 静音・プロキャプチャー(SH1):約120コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 162万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.37倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正機構 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K60P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 139.3×88.9×45.8 mm、約496g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約232,726円 |
OM-3の最大の特徴は、フラッグシップモデルであるOM-1 Mark Ⅱ
ほぼ同じ性能を搭載しつつも総重量が496gと非常に軽量に作られている点です。
OM-1 Mark Ⅱとの主なスペック
違いを上げるとすると以下のとおりです。
機種名 | OM-3 | OM-1 Mark Ⅱ |
---|---|---|
記録メディアのスロット | シングルスロット | ダブルスロット |
RAWの対応bit | 12bit | 12bit/14bit |
ダブルスロットが欲しかったりRAWでの撮影を主にするようであればOM-1 Mark Ⅱ、シングルスロットでもよくて主にjpeg撮影やRAWでの撮影に重点を置きすぎない場合にはOM-3
という棲み分けもできます。
スペックが一部抑えられていることもあり、価格も少し安価になっている点は嬉しいところです。
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OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ
おすすめ6機種目は、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲになります。
発売日は2020年2月28日となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
機種名 | E-M1 Mark Ⅲ |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写H:約15コマ/秒 静音連写H/プロキャプチャー連写H:約60コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式液晶ビューファインダー(1.48倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.1×90.9×68.9 mm、約580g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約169,800円 |
今回こちらをおすすめとして取り上げた理由は高スペックにも関わらずカメラボディがコンパクトかつ軽量にまとまっているからです。
E-M1 Mark Ⅲは今回おすすめしているOM SYSTEMのマイクロフォーサーズ機のなかでダブルスロットを搭載した機種では最軽量モデルとなっています。
ダブルスロットは1回のシャッターで2つの記録メディアに写真を保存できるため、バックアップ用に使用するなど様々な場面で活躍する機能です。
ダブルスロット搭載はスペックとしては非常に重要な項目であり、一部のプロカメラマンや写真家ではダブルスロットがあるかどうかでその機種を購入するかどうかを決める方がおられたりするくらいです。
そんな重要機能を搭載しつつ、重量が約580gと非常に軽量なのは取り回しも良いことにつながるため、非常に嬉しなスペックと言えます。
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OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTRO(天体撮影用カメラ)
おすすめ7機種目は、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROになります。
発売日は2024年7月25日となっています。
基本スペックは下記の通りです。
機種名 | OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTRO |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写H:約15コマ/秒 静音連写H/プロキャプチャー連写H:約60コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式液晶ビューファインダー(1.48倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード ダブルスロット |
インターフェース | USB3.0(タイプC)、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 134.1×90.9×68.9 mm、約580g(総重量) |
価格(楽天市場参考) | 約297,726円 |
スペックとしては前述したE-M1 Mark Ⅲと殆ど変更点はありません。
では何が違うのかと言うと、「天体撮影用カメラ」としてこの機種は内部でチューニングがされているのです。
具体的には、「天体撮影で重要となるHα線の透過率が約100%となるよう、センサー前方に配置したIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニングしている。これにより、Hα線により発光する星雲の美しい形と色を鮮やかにとらえられる」、ということのようです。
さらにカメラボディ内部(マウント部とイメージセンサーの間)に取り付けるフィルターとして、光害カットフィルター「BMF-LPC01」と、ソフトフィルター 「BMF-SE01」が付属するのもこちらの特徴です。
これらのフィルターは別売りで一般販売もされています。
ちなみに天体撮影用カメラとしてチューニングされていることもあり、基本的に赤みが強い写真ができあがるため、通常の写真撮影には不向きなようです。
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OM SYSTEM OM-5
おすすめ8機種目は、OM SYSTEM OM-5になります。
発売日は2022年11月18日となっています。
基本スペックは下記のとおりです。
機種名 | OM-5 |
マウント | マイクロフォーサーズ |
画素数(有効画素数) | 2037万画素 |
センサーサイズ | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS |
ISO感度 | 64~6400 拡張:25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
連続撮影速度 | 連写:約10コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約30コマ/秒 |
モニター | 3型(インチ) 104万ドット 2軸可動式液晶 |
ファインダー(倍率) | アイレベル式OLEDビューファインダー(1.37倍) |
記録メディア | SD/HC/XCカード シングルスロット |
インターフェース | microUSB2.0、HDMIマイクロ |
その他の機能 | 防塵防滴 手ぶれ補正 タイムラプス バルブ撮影 USB給電 4K30P動画対応 Wi-Fi Bluetooth4.2 |
カラー | ブラック・シルバー |
本体サイズ(幅x高さx奥行き、重量) | 1125.3×85.2×49.7 mm、約414g(総重量) |
価格(Amazon参考) | 約160,182円 |
今回オススメで紹介した機種の中で最軽量のモデルがこのOM-5となります。
軽いということはそれだけ取り回しが良いということなので、様々な場面での使用で活躍すると思います。
さらに価格が10万円代前半と安いという特徴も持ち合わせています。
他の機種と比較してダブルスロットが必要なくシングルスロットで良いのであれば、価格も抑えられるので購入候補筆頭になると思います。
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おすすめ機種のスペック比較一覧表
各機種の一部の特徴をメインに表を作成しています。
メーカー | Panasonic | Panasonic | Panasonic | OM SYSTEM | OM SYSTEM | OM SYSTEM | OM SYSTEM | OM SYSTEM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
機種名 | GH7 | GH5 Ⅱ | G99M2 | OM-1 Mark Ⅱ | OM-3 | E-M1 Mark Ⅲ | E-M1 Mark Ⅲ ASTRO | OM-5 |
画素数 | 2520万画素 | 2033万画素 | 2030万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 |
ISO感度(基本) | 100~25600 | 200~25600 | 200~25600 | 80~25600 | 80~25600 | 64~6400 | 64~6400 | 64~6400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカ:1/8000~60秒 | 電子:1/16000~60秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカ:1/8000~60秒 | 電子:1/16000~1秒 電子先幕:1/2000~60秒 メカニカル:1/4000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカ:1/8000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカ:1/8000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカ:1/8000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカ:1/8000~60秒 |
サイズ | 138.4×100.3×99.6mm、805g | 138.5×98.1×87.4mm、727g | 130.4×93.5×77.4mm、 530g | 134.8×91.6×72.7mm、599g | 139.3×88.9×45.8mm、496g | 134.1×90.9×68.9mm、580g | 134.1×90.9×68.9mm、580g | 125.3×85.2×49.7mm、414g |
特徴など | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 | スペック表参照 |
ご活用ください。
もしマイクロフォーサーズミラーレスを買うならこの一台:卯月銀河視点
最後に卯月銀河がもしマイクロフォーサーズミラーレスを一台購入するならこのカメラ、ということで紹介します。
おすすめで紹介したカメラは全て自分のおすすめなので、どのカメラを購入しても100%当たりのカメラです。
ですがもしも一台だけ購入するならということで厳選しました。
その一台は、OM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROになります。
こちらは天体撮影用カメラとして導入された機種ということで、天体を撮影したい人にも喉から手が出るほどほしい機種かなと感じています。
かく言う自分も月や夜空の撮影をするので非常に興味のある一台です。
発売日が2024年7月というのもポイントで、発売日が新しいということは今後のサポート期間も長い可能性が高いため安心して使用することもできるということに直結します。
なので普通のカメラとは違ったカメラを探していたり、2台目のカメラがほしいという場合にはかなりおすすめの1機種だと思います。
ただ汎用性という面で言えば、LUMIX GH7を選ぶのが最良の選択肢だとは感じています。
LUMIX GH7は防塵防滴、手ブレ補正、8K30P動画対応、Bluetooth5.0、Type-C(USB3.2)など隙がない性能をしています。
さらに記録メディアにCFExpressカード type-Bを採用し、さらにApple ProRes RAW HQの内部記録を実現という唯一無二のスペックを保有するなどマイクロフォーサーズ機で選ぶべき最有力候補だと思います。
そんな中でOM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROを「この一台」に選んだ理由としては完全に趣味に走ったカメラというのも唯一無二の存在であるため、他の人と違った写真が撮影できるという点で非常に面白いカメラだと思い今回選出しました。
今回はあくまで一台を選ぶならということでOM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROを選出しましたが、おすすめしたカメラは個人的にはどれも最良のカメラだと感じているので、是非気に入った一台を見つけてみてください。
2025年のマイクロフォーサーズ搭載ミラーレスの現状は。SONY・Canon・Nikon・PENTAXなどでの発売の可能性は?
今回紹介したマイクロフォーサーズ搭載ミラーレスの最新機種は2025年3月1日発売のOM SYSTEM OM-3となっています。
さらにその約1週間前の2025年2月20日にはPanasonicのマイクロフォーサーズ機であるLUMIX G99M2が発売されています。
2025年になってもマイクロフォーサーズ機を製造しているPanasonic、OM SYSTEMともに新機種の投入を続けているようです。
その他のカメラを製造しているSONY・Canon・Nikon・PENTAXなどでのマイクロフォーサーズ機の投入の可能性ですが、2025年も販売という動きは見られないため発売の可能性はなさそうです。
ですがPanasonic、OM SYSTEMは引き続きマイクロフォーサーズ機の製造は行うようなので、今後の2メーカーの動きにも注目です。
マイクロフォーサーズ搭載ミラーレスの売っている場所とは。Amazonや楽天などECショップで購入可能
マイクロフォーサーズ搭載ミラーレスは大手ECサイトであるAmazonや楽天市場
、Yahoo!ショッピング
などので購入することが可能です。
その他家電量販店でも購入は可能ですが、発売から年数が経っている機種もあるため、実店舗での取り扱いが安定しない可能性があります。
なので基本的な購入はAmazonなどのECショップが安定的に購入できるためおすすめです。
ただ実店舗では実物に触れるというメリットもあるので、気になる機種があれば一度実店舗に赴いて探してみるのも良いかもしれません。
【センサーサイズ別・種類別】おすすめカメラまとめ
今回はマイクロフォーサーズのカメラを解説してきましたが、他にもAPS-Cやフルサイズなどの同じミラーレスでもセンサーサイズが違うカメラがあります。
更に一眼レフやコンデジなど種類が違うカメラというのもあります。
ほか記事では他のセンサーサイズや種類のカメラもまとめてているので合わせてご覧ください。
ミラーレス一眼
一眼レフカメラ
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
おすすめカメラまとめ
まとめ:オープン規格のマイクロフォーサーズは魅力の塊!使いこなして他では撮れない写真を撮ろう
今回はマイクロフォーサーズの特徴やおすすめ機種について解説と紹介をしてきました。
フルサイズ換算で2倍の焦点距離やオープン規格など、マイクロフォーサーズにしかない魅力というのは多数あります。
フルサイズやAPS-Cとの間に上下があるわけではないので、マイクロフォーサーズ特有のメリットを上手に活かして撮影を行うことで非常に面白い写真が撮影できると思います。
以下が今回紹介したカメラと画素数、サイズとなります。
※それ以外のスペックは各スペック表を参照ください。
メーカー | 機種 | 画素数 | サイズ | 特徴など |
---|---|---|---|---|
Panasonic | GH7 | 2520万画素 | 138.4×100.3×99.6mm、805g | スペック表参照 |
Panasonic | GH5 Ⅱ | 2033万画素 | 138.5×98.1×87.4mm、727g | スペック表参照 |
Panasonic | G99M2 | 2030万画素 | 130.4×93.5×77.4mm、 530g | スペック表参照 |
OM SYSTEM | OM-1 Mark Ⅱ | 2037万画素 | 134.8×91.6×72.7mm、599g | スペック表参照 |
OM SYSTEM | OM-3 | 2037万画素 | 139.3×88.9×45.8mm、496g | スペック表参照 |
OM SYSTEM | E-M1 Mark Ⅲ | 2037万画素 | 134.1×90.9×68.9mm、580g | スペック表参照 |
OM SYSTEM | E-M1 Mark Ⅲ ASTRO | 2037万画素 | 134.1×90.9×68.9mm、580g | スペック表参照 |
OM SYSTEM | OM-5 | 2037万画素 | 125.3×85.2×49.7mm、414g | スペック表参照 |
さらにその中で「1機種を選ぶなら」ということで、天体撮影に特化したOM SYSTEM E-M1 Mark Ⅲ ASTROを選んでいるのでご参考にされてください。
マイクロフォーサーズミラーレスはフルサイズやAPS-Cセンサー搭載ミラーレスとはまた違った世界での撮影ができると思うので、ぜひマイクロフォーサーズ機を購入して最高の撮影体験してみてください!


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